泉福寺。準西国稲毛三十三観世音霊場、武相不動尊霊場、玉川六阿弥陀
泉福寺の概要
天台宗寺院の泉福寺は、平栄山と号します。泉福寺の創建年代等は不詳ながら、義天法印が開基となり創建したといいます。準西国稲毛三十三観世音霊場25・26番、武相不動尊霊場23番、玉川六阿弥陀6番です。
山号 | 平栄山 |
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院号 | - |
寺号 | 泉福寺 |
住所 | 川崎市宮前区馬絹2-9-1 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
泉福寺の縁起
泉福寺の創建年代等は不詳ながら、義天法印が開基となり創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による泉福寺の縁起
(馬絹村)泉福寺
村の中央にあり、平榮山と號す、天台宗にて、天台宗多磨郡深大寺村深大寺の末なり、開基を義天法印と云、其寂年を傳へず、本尊不動は長一尺五寸の立像なり、客殿七間半に五間半(新編武蔵風土記稿より)
泉福寺所蔵の文化財
- 板面着色・絵馬・泉福寺薬師会図(川崎市重要歴史記念物)
- 板面着色・絵馬・泉福寺境内相撲図(川崎市重要歴史記念物)
板面着色・絵馬・泉福寺薬師会図、板面着色・絵馬・泉福寺境内相撲図
当寺は、天台宗に属しています。
当寺所蔵の板面着色・絵馬・泉福寺薬師会図は、境内の大銀杏と薬師堂内の薬師如来像を描いたもので、墨書銘から江戸時代嘉永七年(一八五四)の制作であることがわかります。
また、当寺所蔵の板面着色・絵馬・泉福寺境内相撲図は、奉納相撲の情景を描いたもので、墨書銘から、江戸時代安政四年(一八五七)の制作であることがわかります。
境内には、絵馬に描かれた大銀杏がいまも存在しており、往時の風物と信仰を知るうえでも貴重です。
川崎市教育委員会は、これらの絵馬を、昭和六十年十二月二十四日、川崎市重要歴史記念物に指定しました。(川崎市教育委員会掲示より)
泉福寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿