神木山等覚院。関東三十六不動、関東九十一薬師霊場、準西国稲毛三十三観世音霊場
等覚院の概要
天台宗寺院の等覚院は、神木山長徳寺と号します。等覚院の創建年代等は不詳ながら、旧長尾村は古くより開け、また当寺所蔵の佛像からも古くよりの存在を窺えます。当寺本尊の不動明王像は、関東三十六不動の6番、薬師如来像は関東九十一薬師霊場16番、境外仏堂の観音像は準西国稲毛三十三観世音霊場28番、また東国花の寺百ヶ寺です。
山号 | 神木山 |
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院号 | 等覚院 |
寺号 | 長徳寺 |
住所 | 川崎市宮前区神木本町1-8-1 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
等覚院の縁起
等覚院の創建年代等は不詳ながら、旧長尾村は古くより開け、また当寺所蔵の佛像からも古くよりの存在を窺えます。
新編武蔵風土記稿による等覚院の縁起
(長尾村)等覺院
谷長尾の乾にあり、天台宗深大寺の門徒神木山長徳寺と號す、客殿五間に七間、坤向、本尊不動長一尺五寸立身の木像なり、開山開基を詳にせず。(新編武蔵風土記稿より)
等覚院所蔵の文化財
- 木造・薬師如来坐像(川崎市重要歴史記念物)
木造・薬師如来坐像
当院は、天台宗に属しています。
当院所蔵の木造・薬師如来坐像は、寄木造、玉眼嵌入で、手を施無畏・与願印に結び、左手掌上に薬壺をのせています。
低めの頭髪部、整った顔立ち、複雑な衣の皴などに宋元風の特色がよくあらわれており、豊かな量感や柔軟な彫技から、鎌倉時代後期の制作と考えられています。
川崎市教育委員会は、この仏像を、昭和六十年十二月二十四日、川崎市重要歴史記念物に指定しました。(川崎市教育委員会掲示より)
等覚院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿