本誓寺。永正4年創建、足柄三十三観音霊場24番
本誓寺の概要
浄土宗寺院の本誓寺は、當知山重願院と号します。本誓寺は、鎌倉の人藤枝某(法名安楽寺)が開基、飯沼弘経寺第三世傳蓮社曜輿西冏信公(永正4年)が開山となり永正4年(1504)に創建したといいます。六世大誉文賀は、江戸に転じて深川本誓寺を創建、深川本誓寺は関東十八檀林の一として浄土宗僧侶の養成にあたっていたといいます。足柄三十三観音霊場24番霊場です。
山号 | 當知山 |
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院号 | 重願院 |
寺号 | 本誓寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 小田原市城山2-1-24 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
本誓寺の縁起
本誓寺は、鎌倉の人藤枝某(法名安楽寺)が開基、飯沼弘経寺第三世傳蓮社曜輿西冏信公(永正4年)が開山となり永正4年(1504)に創建したといいます。六世大誉文賀は、江戸に転じて深川本誓寺を創建、深川本誓寺は関東十八檀林の一として浄土宗僧侶の養成にあたっていたといいます。
新編相模国風土記稿による本誓寺の縁起
(谷津村)本誓寺
當知山重願院と號す、同末(浄土宗、京知恩院末)、開闢は文亀元年なり。開山傳蓮社曜輿西冏信公、永正四年正月十五日卒、江戸本誓寺傳には、飯沼弘経寺第三世とあり。開基は藤枝某なり、鎌倉の人にて法名安楽寺と稱す、事蹟詳ならず。本尊三尊弥陀、外に弥陀像二軀あり、一は安阿弥作、歯吹の如来にて秘佛なり、蓮座とも四尺二寸、開基藤枝氏の守護佛なり、永正十七年二月、二世観蓮社暁誉厭欣の記せし縁起あり。一は運慶作、連座とも四尺七寸五分。
江戸深川本誓寺傳に、小田原本誓寺六世大誉文賀、文禄四年江府に一寺を建。初は日比谷御門邊、後転じて深川に移る。山院寺の號、並に小田原に因しこと見ゆ。當寺には其傳を失へり。
鎮守社、八幡諏訪稲荷を祀る。(新編相模国風土記稿より)
本誓寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿