三宮山法性寺。相模原市緑区大島にある日蓮宗寺院
法性寺の概要
日蓮宗寺院の法性寺は、三宮山と号します。法性寺は、常蔵院日興(天文元年1532年没)が創建、妙伝寺23世法性院日修が当寺に入り、開山したといいます。
山号 | 三宮山 |
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院号 | - |
寺号 | 法性寺 |
本尊 | 大曼荼羅 |
住所 | 相模原市緑区大島3139 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
法性寺の縁起
法性寺は、常蔵院日興(天文元年1532年没)が創建、妙伝寺23世法性院日修が当寺に入り、開山したといいます。
新編相模国風土記稿による法性寺の縁起
(大島村)法性寺
三宮山と號す、法華宗(房州小湊誕生寺末)開基日養(天文元年五月十三日卒)開山日修(寛文十二年三月二十日卒、)本尊三寶祖師、(新編相模国風土記稿)
平成さがみはら風土記稿による法性寺の縁起
法性寺は、大島のパス停「中の郷」より、東へ200mのところにある日蓮宗の寺院です。
『風土記稿』によると、誕生寺(千葉県天津小湊町)の末寺で、山号を三宮山といい、三宝祖師を本尊としています(現在の本尊は大曼荼羅)。
また、同書では開基は日養〔天文元年(1532) 没〕で、関山は日修〔寛文12年(1672) 没〕としています。
これについて寺伝では、創建は常蔵院日興〔天文元年(1532) 没〕で、その後、百数十年を経て、妙伝寺(厚木市依知)の第23世法性院日修が開山したと伝えています。
ちなみに日興は104歳の長寿で亡くなったといわれ、日修は宗祖日蓮の教えに従って幕府に逆らったため、追放を受けて三人の檀徒とともに当寺に入ったと伝えられています。
当寺では「ほうろく灸」という行事が知られています。これは毎年7月の「土用丑の日」に行われる行事で、ほうろく(素焼きの浅い土鍋)を頭にかぶり、その上部に大きな灸を据えるものです。頭痛除に効果があるといわれ当日は多くの檀徒が集まってきます。
また、境内には地域出身の江戸時代の万匠、藤原泰近の記念碑が2基建てられています。(平成さがみはら風土記稿より)
法性寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- さがみはら風土記稿