龍福寺。関本の三福寺、七福寺お寺めぐりの恵比寿
龍福寺の概要
時宗寺院の龍福寺は、龍澤山吉祥院と号します。龍福寺は、時宗第2祖他阿真教上人が永仁6年(1298)に開創、中寺と称される長福寺、上寺と称される廃寺善福寺(弘済寺預かり)と共に下寺の龍福寺として、関本の三福寺と称され、三福寺が拡大された七福寺お寺めぐりの恵比寿となっています。
山号 | 龍澤山 |
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院号 | 吉祥院 |
寺号 | 龍福寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 南足柄市関本1040 |
宗派 | 時宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
龍福寺の縁起
龍福寺は、時宗第2祖他阿真教上人が永仁6年(1298)に開創、中寺と称される長福寺、上寺と称される廃寺善福寺(弘済寺預かり)と共に下寺の龍福寺として、関本の三福寺と称され、三福寺が拡大された七福寺お寺めぐりの恵比寿となっています。
「七福寺お寺めぐりin南足柄」掲示による龍福寺の縁起
龍澤山吉祥院龍福寺は、時宗(開祖一遍上人)の念仏道場として、二代目真教上人により永仁6(1298)年に開かれました。「関本の三福寺」として古くから知られており、本尊阿弥陀如来坐像は鎌倉初期の作で、市指定文化財に指定されています。また、境内には義臣下田隼人の碑があり、堂内には石仏(おびんずるさん)があります。古来より、この石仏に触ると病が治ると信じられてきました。江戸時代には歴代の和尚が寺子屋を開き、文徹上人(当山三十三世)の「化源館」が明治時代に「小学化源館」となり、足柄小学校が開設されました。(「七福寺お寺めぐりin南足柄」掲示より)
「南足柄市史」による龍福寺の縁起
関本村龍福寺
同寺は市域内での唯一の時宗寺院である。開基・開山は、同宗の開祖一遍上人の直弟子他阿真教による。(「南足柄市史」より)
新編相模國風土記稿による龍福寺の縁起
(關本村)
瀧福寺
瀧澤山吉祥院と號す、時宗(足柄下郡國府津村蓮臺寺末、)開山眞教(遊行二世元應元年正月二十七日寂、)本尊彌陀。
△熊野社(新編相模國風土記稿より)
龍福寺の周辺図
参考資料
- 新編相模國風土記稿
- 「南足柄市史」