長昌山立源寺|目黒区中根にある日蓮宗寺院
立源寺の概要
日蓮宗寺院の立源寺は、長昌山と号します。立源寺は、日運上人(寛文8年寂)が開山となり寛永元年(1624)に創建したといいます。
山号 | 長昌山 |
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院号 | - |
寺号 | 立源寺 |
宗派 | 日蓮宗 |
住所 | 目黒区中根2-21-17 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
立源寺の縁起
立源寺は、日運上人(寛文8年寂)が開山となり寛永元年(1624)に創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による立源寺の縁起
(衾村)立源寺
境内除地450坪余は年貢地、小名中根にあり。長昌山と号す。是も日蓮宗にて身延山の末寺なり。開山は遠聲院日運と云。寛文8年8月朔日寂す。此寺も古くは法華寺の末なりしが後本寺を改めらる。本尊三寶は長2尺の像なり。是はもと法華寺の寶蔵にありしを当寺起立の時よりここにすえたりと云。本堂8間に5間にして南向なり。
表門。両柱の間2間是も南向なり。
三十番神社。門を入て左にあり。社は2間四面なり。(新編武蔵風土記稿より)
目黒区教育委員会掲示による立源寺の縁起
立源寺
長昌山立源寺は、寛永元年(1624)日運上人により開基された日蓮宗の寺で、元は碑文谷法華寺(現、円融寺)の末寺でした。しかし、元禄11年(1698)に法華寺が江戸幕府によって日蓮宗から天台宗に改修された後は、身延山久遠寺の末寺となり今日に至ります。
本堂に安置されている「木造三宝尊像」(区指定有形文化財)は日蓮宗独自のもので、その中でも優れたものといわれています。中央に「南無妙法蓮華経」と記された中尊があり、左右には釈迦如来坐像と多宝如来坐像が蓮華座上に結跏趺坐しています。像底に法華寺の名と法華寺第十三世日晴上人の署判があることから、法華寺より移されたものだとわかります。三宝尊像の前には弘化2年(1845)作の「木造文殊菩薩像・普賢菩薩像」(区指定有形文化財)が安置されています。
境内には他に鬼子母神堂、鐘楼殿、納牌殿等があります。また、2月上旬には修行のために水を浴びる水行式が行われています。(目黒区教育委員会掲示より)
立源寺の所蔵文化財
- 木造三宝尊像(目黒区指定有形文化財)
- 木造文殊菩薩像・普賢菩薩像(目黒区指定有形文化財)
立源寺の周辺図