徳持神社|徳持村の鎮守、池上競馬場の開設に伴い当地へ移転
徳持神社の概要
徳持神社は、大田区池上にある神社です。徳持神社の創建年代は不詳ですが、建長年間(1249-55)の創建と伝えられます。現在地より南側(現池上七丁目曹禅寺付近)に鎮座、徳持村の鎮守となっていましたが、池上競馬場の開設に伴い当地へ移転、明治41年徳持上宿に鎮座していた稲荷神社を合祀したといいます。
社号 | 徳持神社 |
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祭神 | 誉田別命 |
相殿 | 宇迦之御魂命 |
境内社 | 徳持田中稲荷神社 |
祭日 | 例祭日5月15日 |
住所 | 大田区池上3-38-17 |
備考 | 旧徳持村の鎮守 |
徳持神社の由緒
徳持神社の創建年代は不詳ながら、建長年間(1249-55)の創建と伝えられます。現在地より南側(現池上七丁目曹禅寺付近)に鎮座、徳持村の鎮守となっていましたが、池上競馬場の開設に伴い当地へ移転、明治41年徳持上宿に鎮座していた稲荷神社を合祀したといいます。
新編武蔵風土記稿による徳持神社の由緒
(徳持村)八幡社
社地1段4畝14歩、免田22歩。小名本村辻子徳乗院の地続きにあり、村の鎮守なり。勧請の年歴詳ならず、本社1間半四方、拝殿2間四方。前に鳥居あり、両柱の間8尺。祭礼8月15日徳乗院の持。
末社天神社。本社の右にあり、小祠。
稲荷社。天神祠の並にあり、是も小祠、正一位伏見稲荷と号す。(新編武蔵風土記稿より)
境内掲示による徳持神社の由緒
御創建は建長年間(1249-55)と伝え、豊前の宇佐八幡宮より御分霊を勧請奉斎、御幡山八幡宮とも称され、荏原郡池上村大字徳持の住民の守護神として尊崇せられ、元徳持の南地区(本村)に鎮座、(現池上七丁目曹禅寺付近)明治39年(1906)池上競馬場(当時日本一の規模といわれた)設置のため現在地(旧大字徳持809番地)(当時境内510坪)に移転、明治41年5月再建同年9月15日徳持上宿に鎮座の稲荷神社を合祀、竣功遷座を執行、社名八幡神社を徳持神社と改称する。(境内掲示より)
「大田区の神社」による徳持神社の由緒
七百年前、建長年間(1249-55)の創建にして、もと徳持の南部に鎮座す。明治三十九年(1906)東京競馬場設置のため現在地に移転。昭和四十一年に上宿に鎮座し、稲荷神社を合祀して落成鎮座祭を行ない、八幡神社を徳持神社と改称する。(「大田区の神社」より)
徳持神社の周辺図