菅原神社|江戸石井兵助が建立、旧村社
菅原神社の概要
菅原神社は、世田谷区松原にある神社です。菅原神社は、寛文五年(1665)江戸石井兵助が建立したと考えられています。松原地域の鎮守社として崇敬を集め、明治期には村社に列格していました。
社号 | 菅原神社 |
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祭神 | 菅原道真公 |
境内社 | 恵比寿神、大黒天 |
相殿 | - |
祭日 | 例祭日:9月 |
住所 | 世田谷区松原3-20-16 |
備考 | 旧松原地域鎮守、旧村社 |
菅原神社の由緒
菅原神社は、寛文五年(1665)江戸石井兵助が建立したと考えられています。松原地域の鎮守社として崇敬を集め、明治期には村社に列格していました。
せたがや社寺と史跡による菅原神社の由緒
菅原道真を祭る。もと天満宮といったが、明治7年菅原神社とあらためた。
社伝に関するものは一切失われているので、創建はいつ頃のことか判明しないが、社殿に向って左の傍に高さ1m程の石碑がある。それによると正面に「南無天満天自在天神、寛文五年(1665)願望主建立、生国武州江戸石井兵助」とある。これによってみれば、この菅原神社は少くも約300年前江戸の人、石井兵助なるものによって建立されたものと見るべきであろう。
松原地域の鎮守で現社殿は昭和41年の修築で鉄筋コソクリートの立派な建物である。
前記石碑の傍に力石が4箇横たわっている。大小さまざまであるが、いずれも丸味をおびた細長い石で、石の表面に奉納と記し、真中に重量〔重いのは56貫(210kg)、軽くても33貫(123.7kg)〕と記してある。そのかたわらに年月日「安政四年(1857)明治十八年」などを記し、奉納者、つまりその石をもちあげた力者の名が記してある。
昔は、農家の休日には、若者達が鎮守の境内に集り、このような石をもちあげて力くらべをして、互に自己の力量をほこりあい、その石を神社に奉納したものである。今でいう重量あげであるが、今はこういう風習もすっかり廃れてしまっている。
又境内の鳥居の左手に絵馬所がある。10数枚の額や絵馬が周壁にかかげられているが、明治37、8年戦役の戦利品(大砲のケース、小エンピなど)が額にはめこめられてかかげてある。(せたがや社寺と史跡より)
新編武蔵風土記稿による菅原神社の由緒
(松原村)天神社
村の北へよりてあり、勧請の年月はつまびらかならず。(新編武蔵風土記稿より)
菅原神社所蔵の文化財
- 力石
- 絵馬所
菅原神社の周辺図