久富稲荷神社|旧新町村の鎮守
久富稲荷神社の概要
久富稲荷神社は、世田谷区新町にある稲荷神社です。久富稲荷神社の創建年代は不詳ですが、江戸時代には当地周辺(新町村)の鎮守社であったといいます。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 宇迦能御魂神 |
境内社 | - |
相殿 | - |
祭日 | 例大祭10月2日 |
住所 | 世田谷区新町2-17-1 |
備考 | - |
久富稲荷神社の由緒
久富稲荷神社の創建年代は不詳ですが、江戸時代には当地周辺(新町村)の鎮守社であったといいます。
せたがや社寺と史跡による久富稲荷神社の由緒
久富稲荷神社(新町)
祭神宇迦能御魂神。「新編武蔵風土記稿」によれば「稲荷社除地凡三畝許村内ノ鎮守ナリ、本社一間四方、拝殿ハ九尺ニ二間、勧請ノ年歴詳ナラズ、往還ノ南傍二華表アリ、ソレヨリ二町程ヲ隔テ遥ムカヒニ本社タテリ、祭礼九月十四日ナリ、昔ハ廿七日二興行セシト云、稲荷社除地一畝歩余、村ノ北寄ニアリ、本社ワヅカニ二尺五寸ホド上屋五尺二六尺。稲荷社除地小祠ナリ、善養院ノ傍ニアリ」と記載されている。すなわち上記の稲荷が久富稲荷、次が伊富稲荷の名称である。3番目の小祠稲荷は現在はない。多分合祀されたものと思われる。当時の新町村の戸数僅か50戸ほどに過ぎないが、本稲荷を村の鎮守として崇敬した。昭和6年には氏子の協力を得て久富稲荷神社の社殿を改築して現在に至っている。昭和20年終戦を契機として神社の機構を大きく変え宗教法人法に依って登記存続をなしたのである。久富稲荷神社境内総面積508坪96(1679.86平方)、伊富稲荷神社は境内総面積93坪28(307・84m2)、建物祠約1坪(3.3平方)、社務所は昭柾43年2月新築、26坪(85.8平方)、祭典は10月2日。(せたがや社寺と史跡より)
新編武蔵風土記稿による久富稲荷神社の由緒
(世田ヶ谷村枝郷新町村)稲荷社
除地凡三畝許、村内の鎮守なり、本社一間四方、拝殿は九尺に二間、勧請の年歴詳ならず。往還の南の傍に華表あり、それより二町程を隔て遥むかひび本社たてり。祭礼は九月十四日なり、昔は二十七日に興行せしといふ。(新編武蔵風土記稿より)
久富稲荷神社の周辺図