杓子稲荷神社|世田谷城の鬼門鎮護として吉良治部大輔治が勧請
杓子稲荷神社の概要
杓子稲荷神社は、世田谷区梅丘にある稲荷神社です。杓子稲荷神社は、吉良治部大輔治が世田谷城の鬼門鎮護として、伏見稲荷を勧請して創建したといいます。
社号 | 稲荷神社 |
---|---|
祭神 | 倉稲魂命 |
境内社 | - |
相殿 | - |
祭日 | 例大祭10月17日、3月17日 |
住所 | 世田谷区梅丘1-60-7 |
備考 | - |
杓子稲荷神社の由緒
杓子稲荷神社は、吉良治部大輔治が世田谷城の鬼門鎮護として、伏見稲荷を勧請して創建したといいます。
せたがや社寺と史跡による杓子稲荷神社の由緒
室町時代、足利管領のき下にあって権勢関東に響いた吉良治部大輔治家は、当地世田谷に城を築き、その鬼門鎮護としてこの地に伏見稲荷を招請、奉斎し厚く信仰しました。その後およそ二百年を経た天正十八年、吉良氏は当時姻戚の間柄にあった小田原北条氏と運命を共にして、豊臣秀吉の軍門に降り、当神社も又衰微に帰しましたが、後年松原宿の住民をはじめとする里人の再建、信仰するところとなり今日に至りました。
なお、徳川幕府による元禄年間の検地水帳にも当神社の所在は記されており、その鎮座のいかに古きかを知ることができます。
(杓子のいわれ)杓子の食物を掬うは救うに通じ、総ての病難・災難を払い、福徳円満、長寿開運、万福招来の象徴であります。(せたがや社寺と史跡より)
杓子稲荷神社の周辺図