大雄山真龍寺|道了大薩埵を昭和4年に安置
真龍寺の概要
曹洞宗寺院の真龍寺は、大雄山と号します。真龍寺は、原担山大和尚が自作した道了大薩埵(十一面観世音)を、昭和4年伊藤道海禅師が当地に安置、一寺としたといいます。
山号 | 大雄山 |
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院号 | - |
寺号 | 真龍寺 |
住所 | 世田谷区北沢2-36-15 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
真龍寺の縁起
真龍寺は、原担山大和尚が自作した道了大薩埵(十一面観世音)を、昭和4年伊藤道海禅師が当地に安置、一寺としたといいます。
世田谷区教育委員会掲示による真龍寺の縁起
真龍寺(道了尊)
大雄山真龍寺と言い、曹洞宗に属する寺である。
本尊は、十一面観世音。守本尊として道了薩埵が祀られている。(秘仏)
道了薩埵は、神奈川県足柄市にある、曹洞宗最乗寺の守護神で、開山了庵慧明和尚の弟子となって創建に尽力し、後に当時を守護することを誓って天狗となり、白狐に乗って飛び去ったと伝えられている。
当山の御神体は、明治初年に作られ関東一円を巡って後、昭和四年(一九二九)に当所に安置されたという。
なお、高さ三メートル・幅二メートルの天狗面は下北天狗まつり実行委員会からの寄贈によるものである。
現在当寺は、東京信竜講を組織して大雄山最乗寺に参拝する外、節分会・清浄鎮火祭・みたまおくりなどの諸行事を行っている。
特に「しもきた天狗まつり」には、道中に大天狗・小天狗・裃姿の年男など百名が出て、門前のにぎわいを見せている。(世田谷区教育委員会掲示より)
「せたがや社寺と史跡」による真龍寺の縁起
神奈川県小田原大雄山最乗寺の末寺である。本尊は道了大薩埵(十一面観世音)で明治年間原担山大和尚が自作し巡回本尊として関東一円の巡錫を行なっていたが、昭和4年伊藤道海禅師により、当所に安置ー寺が創建された。これが現在の真竜寺である。宗派は曹洞宗であ
るが、むしろ世田谷の道了尊として民間の信仰を集めている。東京真竜講を組織し大雄山に参門する外、節分会、清浄鎮火祭、みたまおくり、などの行事をして常に大衆と共に活動をつづけている。(せたがや社寺と史跡より)
真龍寺の周辺図