延重寺|関東大震災に罹災、築地から当地へ移転
延重寺の概要
浄土真宗本願寺派寺院の延重寺は、誓順法師が寛永二十一甲申年(1644)に江戸浅草の浜町御坊中に創建しました。築地本願寺と共に築地に移転、関東大震災に罹災後、昭和4年当地へ移転しました。
山号 | - |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 延重寺 |
住所 | 世田谷区松原5-43-5 |
本尊 | 阿弥陀如来 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
延重寺の縁起
延重寺は、誓順法師が寛永二十一甲申年(1644)に江戸浅草の浜町御坊中に創建しました。築地本願寺と共に築地に移転、関東大震災に罹災後、昭和4年当地へ移転しました。
せたがや社寺と史跡による延重寺の縁起
延重寺
本尊は阿弥陀如来、台座共総丈約76cm、木彫の立像で、江戸時代末期の作といわれ、この像を中心に安置して、右に親鸞聖人、左に本顧寺前住本如上人の描いた、お代々様と称する開山の画像を祀っており、浄土真宗西本願寺派である。開山誓順法師は天正20壬辰年(1592)生れ、「寛永二十一甲申年(1644)に江戸浅草の浜町御坊中に一字を建立し、延重寺と号し以て当山の基を開く、是即ち福並家の祖にして」云々と寺伝にあり、やはりここでも世襲である事を示し、真宗の特教をものがたっている。この寺は元浜町より築地本醇寺55か寺群の一つとして移転し、おる事約300年で関東大震火災に会い、堂宇崩壊炎上し、からくも本尊を他に疎開しただ
けで、旧記寺宝等を烏有に帰してしまったので、今では寺伝由来等精細な事は分らない。震災後の昭和4年築地より移転し、同6年に現本堂を新築しており、このあたり真宗5か寺群の一に数えられている。(せたがや社寺と史跡より)
延重寺の周辺図