法立山常福寺|浅草鳥越に創建、昭和3年に当地へ移転
常福寺の概要
顕本法華宗の常福寺は、法立山と号し、天文20年(1551)浄徳院日立上人が浅草鳥越に創建しました。浅草吉野町への移転を経て、昭和3年に当地へ移転しました。
山号 | 法立山 |
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院号 | - |
寺号 | 常福寺 |
住所 | 世田谷区北烏山2-8-1 |
本尊 | 十界曼荼羅 |
宗派 | 顕本法華宗 |
葬儀・墓地 | 檀家の方のみ |
備考 | - |
常福寺の縁起
常福寺は、天文20年(1551)浄徳院日立上人が浅草鳥越に創建しました。浅草吉野町への移転を経て、昭和3年に当地へ移転しました。
せたがや社寺と史跡による常福寺の縁起
顕本法華宗で、法立山常福寺と称し、天文20年(1551)、浄徳日立聖人によって開基。本尊は十界曼荼羅。
開基当時は浅草鳥越にあったが、江戸幕府の宗教政策によって浅草吉野町に移り、その後、関東大震災にあい、過去帳だけを残し全焼し、記録その他はない。昭和3年3月に現在地に移転した。
浅草鳥越にあったころは、浅草の遊女たちとのつながりがあったらしく、遊女たちのおかかえ寺といったものであったという。寺内には江戸時代の俳人鈴木墨河の墓がある。
現在、墓地の約1/3は無縁仏、1/3が墓地主が消息不明、1/3が檀家で、東京各地に散在している。関東大震災によって移転した寺の檀家のようすがうかがわれる。(せたがや社寺と史跡より)
御府内寺社備考による常福寺の縁起
上総国山辺郡東金本漸寺末 浅草新鳥越町 法立山常福寺 境内年貢地220坪。
建立引地等之年代、相分り不申候。
開山浄徳院日立、天文21年10月20日遷化。
客殿、本尊釈迦、多宝、祖師日蓮座像。
地蔵堂。以上乙酉書上(御府内寺社備考より)
常福寺の周辺図