東北寺|渋谷区広尾にある臨済宗妙心寺派寺院

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禅河山東北寺|上杉弾正大弼の室が中興開基

東北寺の概要

臨済宗妙心寺派寺院の東北寺は、禅河山と号します。東北寺は、至道無難(俗名相川源左衛門、延宝4年1676年没)が至道庵を営み、寛永6年麻布桜田町に創建、上杉弾正大弼の室(法名生善院慶巌栄余)が中興開基となり、元禄9年(1696)当地へ移転し、寺号を東北寺に改めたといいます。

東北寺
東北寺の概要
山号 禅河山
院号 -
寺号 東北寺
住所 渋谷区広尾2-5-11
本尊 釈迦如来
宗派 臨済宗妙心寺派
葬儀・墓地 -
備考 -



東北寺の縁起

東北寺は、至道無難(俗名相川源左衛門、延宝4年1676年没)が至道庵を営み、寛永6年麻布桜田町に創建、上杉弾正大弼の室(法名生善院慶巌栄余)が中興開基となり、元禄9年(1696)当地へ移転し、寺号を東北寺に改めたといいます。

東北寺
同宗同末(禅宗臨済妙心寺末)禅河山と号す、寺伝及に開基の僧は至道無難と云、俗姓は相川源左衛門と号し、美濃国関ヶ原の人なり、愚堂和尚に随身して僧となり、麻布桜田町に庵室を営み住り、延宝年中彼庵は小石川村の内に移し、今に至道庵と号す。別に一寺を起立して愚堂の神足洞天慧水を請して開山とす。桜田町名主の記に、寛永6年起立とあれは、此時初て草庵を営みしこと知らる。元禄9年引地願を許され、当村へ引移せり。至道は延宝4年8月19日、洞天は宝永7年正月12日寂す。及上杉弾正大弼の室を開基となせり。生善院慶巌栄余と謚し、宝永3年8月17日卒す。
本尊は釈迦の座像なり。
御霊屋。酒井左衛門尉、大久保加賀守、開基至道と議して岡崎三郎信康君及母堂築山殿の御霊牌を置けり。其年月及記録等は安永中火災に罹りし時焼失してつまひらかならず。
白山社。鎮守とす、右に青龍権現大梵天王、左に宇賀神を安す。
秋葉社。稲荷、天満宮を合祀す。
鐘楼。銘に承応三年鋳造ありし他寺の鐘を後當寺へ寄附し、貞享四年、享保七年の二度に再造せしことを載す。(新編武蔵風土記稿より)


東北寺の周辺図