宝珠山東福院|御府内八十八ヶ所
東福院の概要
新義真言宗の東福院は、宝珠山と号します。東福院は、慶長16年(1611)麹町9丁目横町に創建、寛永11年当地へ移転したといいます。御府内八十八ヶ所霊場21番札所です。
山号 | 宝珠山 |
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院号 | 東福院 |
寺号 | - |
住所 | 新宿区若葉2-2-6 |
宗派 | 新義真言宗 |
本尊 | 大日如来像 |
葬儀・墓地 | 室内墓遍照宛、永代供養墓受付中 |
備考 | 御府内八十八ヶ所霊場21番 |
東福院の縁起
東福院は、慶長16年(1611)麹町9丁目横町に創建、寛永11年(1634)当地へ移転したといいます。
「四谷區史」による東福院の縁起
阿祥山寶壽寺東福院は大塚護持院末の新義眞言宗で、四谷南寺町今の寺町にある。境内は古跡拝領地で千九百三十四坪餘、慶長十六年辛亥麹町九丁目横町に起立し、寛永十一年甲戌此地に轉じた。開山法印祐賢の示寂年月は明かでない。府内八十八箇所廿一番の札所である。猶寺には辨財天木像涅槃画像其他を蔵してゐて、中にも辨財天は出世辨天と稱して有名である。
此寺は可なり門前町屋を有してゐた。書上に「門前町屋之儀は元文五申年寺社御奉行大岡越前守殿御勤役之節奉願、境内表門より南方にて間口廿七あいだ奥行二間幷裏門より西方間口二間町屋家作願済にて、十ヶ年限町屋家作仕、追々切替願仕候」と見えるが如く、期限付の町屋であつた。(「四谷區史」より)
「四谷南寺町界隈」による東福院の縁起
慶長16年(1611)麹町9丁目横町に創建されたが、寛永11年現地に移った。「御府内寺社備考」に依れば、門前町屋があって
当門前町屋起立の儀は同寺麹町9丁目より寛永11年当所へ替地被下置境内惣坪数1934坪半有之候内160坪門前町屋相建申度旨元文5年正月中大岡越前守様奉願候処年月不知10ヶ年季町家御免被仰付其後年代不知町御奉行御支配に相成右年明けの度に奉願候
開山は祐賢法印、開基は天正3年大沢孫右衛門尉(寛永5年歿、98歳)中興は第21世先住良真、本尊は不動明王で、寺宝には約700年前位の作だという弘法大師の御木像である。丈1尺5、6寸である。(四谷南寺町界隈より)
東福院の周辺図
参考資料
- 「四谷區史」
- 「四谷南寺町界隈」
- お墓・納骨堂・永代供養の東福院(東京・新宿)