出世大鷲神社｜大正10年に祟りのないよう祀り創建
出世大鷲神社の概要
出世大鷲神社は、杉並区下井草にある大鷲神社です。出世大鷲神社は、大正10年に天沼本村（天沼村の小名：北の方井草村の境を云）に飛来した大鷲を仕留めた村人たちが、祟りのないよう、おとりさまとして祀り創建、毎年11月の酉の日には酉の市がたつようになったといいます。
| 社号 | 大鷲神社 |
|---|---|
| 祭神 | 剥製の大鷲 |
| 相殿 | - |
| 境内社 | - |
| 祭日 | 11月酉の日 |
| 住所 | 杉並区下井草1-31-1 |
| 備考 | - |
出世大鷲神社出世大鷲神社の由緒
出世大鷲神社は、大正10年に天沼本村（天沼村の小名：北の方井草村の境を云）に飛来した大鷲を仕留めた村人たちが、祟りのないよう、おとりさまとして祀り創建、毎年11月の酉の日には酉の市がたつようになったといいます。
杉並区教育委員会掲示による出世大鷲神社の由緒
大鷲神社
当社は出世大鷲神社と称し、御神体は剥製の大鷲です。
この地は天沼本村と呼ばれた農村地帯で、主に東京への野菜供給地でした。大正十年一月十一日、現在の本天沼二丁目三十七番付近の畑地にあった赤松に飛来した鷲を、村の人たちが悪戦苦闘の末仕留めました。羽を広げると二メートル以上もある大鷲でした。村中の人達が見物に来、村に祟りでもあると大変なので、おとり様としてお祀りしようと話がまとまり、一社を建立しました。その後毎年十一月の酉の日には市がたち、天沼本村だけでなく近郷近在の名物として狂言や踊りなどの余興を催したり、にぎやかなお祭りがありました。いまでも酉の日には、町の有志により商売繁盛を祈る熊手が売られています。
石の鳥居は、昭和六十三年十月に建てられました。
前を通り早稲田通りは拡張され、今では平坦な道となっていますが、昭和初期の区画整理前は、大鷲神社から西へ向うところは”げんぼう坂”と呼ばれ、かなり急な坂道で荷車を引く者にとっては難所の一つになっていました。（杉並区教育委員会掲示より）
出世大鷲神社の周辺図