民間信仰石塔|杉並区成田東の名所旧跡

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民間信仰石塔|江戸時代に講が建立した石像群

民間信仰石塔の概要

民間信仰石塔は、杉並区成田東にある名所・史跡です。民間信仰石塔は、旧五日市街道の坂道にあたる当地に、多摩郡成宗村白幡に住んでいた人たちで結成された講が建立した石像群で、元禄11年(1698)、宝暦10年(1760)、宝暦3年(1753)の銘が入った三体が祀られており、石像や建立年代から当地における民間の信仰が推測できるといいます。

民間信仰石塔
民間信仰石塔の概要
名称 民間信仰石塔
みどころ 史跡
住所 杉並区成田東3-15
備考 -




民間信仰石塔

民間信仰石塔は、旧五日市街道の坂道にあたる当地に、多摩郡成宗村白幡に住んでいた人たちで結成された講が建立した石像群で、元禄11年(1698)、宝暦10年(1760)、宝暦3年(1753)の銘が入った三体が祀られており、石像や建立年代から当地における民間の信仰が推測できるといいます。

杉並区掲示による民間信仰石塔について

ここに建立されている石塔は、向って右から元禄11年(1698)11月20日銘の地蔵塔、宝暦10年(1760)10月吉日銘の馬頭観音塔、宝暦3年(1753)10月吉日銘の地蔵塔です。
これらの石塔には、何れも「念仏講中」「念仏講中16人」等と記され、ここ武州多摩郡成宗村白幡の人々が、現世での幸福と来世での往生安楽を願い、講を組織し、建立したものであることがわかります。
地蔵菩薩の信仰は、仏教の民衆化とともに宗派を超えてひろまりました。地蔵菩薩は、冥界と現実界の境に立って人々を守護するということから、村の安全を守護する菩薩とされ、村の境や路傍又は辻に多くの建立されました。
馬頭観音は、頭に頂く宝馬が四方の四魔を馳駆することを表わしていますが、そのために馬の守護神と考えられ、路傍や馬捨場などにも建立されました。
石塔の南側の道路は、五日市街道の旧道で通称「白幡の坂」、西側の道路は「馬橋みち」といわれた古い道で、共に急坂な難所の一つでした。
これらの石塔を建立した白幡念仏講中も、昭和15年頃までは、毎月この場に集い、念仏供養を行っていましたが、現在では毎年10月15日に供養会を盛大に行っています。(杉並区教育委員会掲示より)


民間信仰石塔の周辺図