西玉神社|平村の西より多摩川沿い西玉淵より遷座
西玉神社の概要
西玉神社は、八王子市平町にある神社です。西玉神社の創建年代等は不詳ながら、平村の西より多摩川沿い(西玉淵)に鎮座していたといいます。(元和7年に大蔵院が創建、)徳川家康が当地を巡行の際に名主七郎兵衛の先祖が嚮導したことから、元和8年(1622)東照宮を併せ祀ったといい、当地へは天保12年(1841)遷座したといいます。
社号 | 西玉神社 |
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祭神 | 大国主命 |
相殿 | 徳川家康公 |
境内社 | 歯神社 |
住所 | 八王子市平町414 |
祭日 | - |
備考 | - |
西玉神社の由緒
西玉神社の創建年代等は不詳ながら、平村の西より多摩川沿い(西玉淵)に鎮座していたといいます。(元和7年に大蔵院が創建、)徳川家康が当地を巡行の際に名主七郎兵衛の先祖が嚮導したことから、元和8年(1622)東照宮を併せ祀ったといい、当地へは天保12年(1841)遷座したといいます。
新編武蔵風土記稿による西玉神社の由緒
(平村)西玉権現日光大権現社
社地、五十坪、村の中央なる山の半腹にあり、村の鎮守とす、昔は村の西玉川の岸にありしが、水溢のとき流失せり、其所は今も大なる淵にて、長さ三十間許、幅十間ほどかけ入たり、この所を呼て西玉淵といへり、社は三尺四方にして、上屋草葺なり、大さ一間に九尺、鎮座の年代詳ならず、西玉権現の祭神は、大己貴命にて、祭禮は年々九月十五日なり、日光大権現は、金銭を身體とす、祭禮は年々四月十七日、神楽を廣前に奏せり、抑この身體とする金銭は、昔東照宮此地を御巡行の時、名主七郎兵衛が先祖、地理を嚮導し奉りし功によりて賜はりける、御恩澤を慕ひ奉り、これをあがめまつりて、東照宮を遥拝し奉りけるとぞ、時に元和八年東照宮御七年の御祭祀のときなり、其時の棟札あり、なを下文舊家の條と幷せ見るべし、村内大蔵院持。(新編武蔵風土記稿より)
東京都神社名鑑による西玉神社の由緒
創建の年代は詳らかでないが、元和八年(一六二二)四月十七日徳川家康公の七回忌に龍光寺僧遷宮した。宝暦五年(一七五五)に神殿再建する。往古は村の西、多摩川の右岸に奉斎し、水害により社殿流失し、天保十二年(一八四一)に現在地に奉遷した。北向の社である。(東京都神社名鑑より)
西玉神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東京都神社名鑑