比盧宝山大蔵院|名主小野大蔵の三男栄秀が創建
大蔵院の概要
真言宗智山派寺院の大蔵院は、比盧宝山福生寺と号します。大蔵院は、名主小野大蔵の三男栄秀(寛永18年1641年寂)が、父小野大蔵の菩提を弔うために元和7年(1621年)創建したといいます。
山号 | 比盧宝山 |
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院号 | 大蔵院 |
寺号 | 福生寺 |
住所 | 八王子市平町249-1 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
大蔵院の縁起
大蔵院は、名主小野大蔵の三男栄秀(寛永18年1641年寂)が、父小野大蔵の菩提を弔うために元和7年(1621年)創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による大蔵院の縁起
(平村)大蔵院
除地、凡三段、内境内十五坪、西玉神社の山の麓にありて、新義真言宗、宇津木村龍光寺の末寺なり、毗廬寳山福生寺と號す、開山榮秀元和七年三月起立せり、この法印は昔の名主小野大蔵が三男にして、俗稱を大五郎賀之と云り、後に父が菩提のため薙髪して、當寺を開闢せり、則父の假名を以て院の名とせり、かくて寛永十八年三月七日寂す、本堂は西向にて五間に七間、本尊文殊を安ず。
古碑三基。二基は元弘三年八月日康永二年六月廿六日とあり、一基は年號もなくして、竪通三[田へんに元]十界含識とあり、孰れも上の方に蓮座に梵字を鐫れり。(新編武蔵風土記稿より)
八王子市史による大蔵院の縁起
比盧宝山福生寺と号し、本尊文珠菩薩、僧栄秀が元和七年(一六二一)三月創建したが、その前身は才蔵坊という庵であった。その後万治三年(一六六〇)本堂を焼失し、現在の本堂は文化七年(一八一〇)建立のものである。同村西玉権現社および大日堂の別当であった。(八王子市史より)
大蔵院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 八王子市史
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」