薬王山賓印寺|塚原治左衛門が開基
賓印寺の概要
天台宗寺院の賓印寺は、薬王山千手院と号します。賓印寺は、塚原治左衛門が開基となり天正19年(1591)に創建、慶安2年(1649)には観音堂領として5石の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 薬王山 |
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院号 | 千手院 |
寺号 | 賓印寺 |
住所 | 八王子市加住町1-257 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
賓印寺の縁起
賓印寺は、塚原治左衛門が開基となり天正19年(1591)に創建、慶安2年(1649)には観音堂領として5石の御朱印状を拝領したといいます。
新編武蔵風土記稿による賓印寺の縁起
(留所村)寶印寺
村の東の方にあり、天台宗、高月村圓通寺の末寺薬王山と號す、開山詳ならず、開基塚原次左衛門法號礫山了的歿せし年月碑面文字滅してしれず、本尊観音木の坐像、長一尺許、本堂四間に六間、南向、慶安年中観音領として、御朱印五石の地を御寄附これあり。
十王堂。本堂の傍にあり、二間四方の堂なり。(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による賓印寺の縁起
宝印寺(留所村―加住町一ノ二五七)
薬王山千手院と号し、本尊観音菩薩、開山は晃円、開基は塚原治左衛門であり、天正一九年(一五九一)に建立したものである。慶安二年(一六四九)一〇月観音堂領五石の御朱印を賜わり、観音堂内木造千手観音坐像は室町期の作である。また同村勝手明神社の別当であった。(「八王子市史」より)
賓印寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」