霊慶山妙観寺|八王子市元八王子町にある真言宗智山派寺院
妙観寺の概要
真言宗智山派寺院の妙観寺は、霊慶山と号します。妙観寺は、妙誉法印が応仁二年(1468)に創建、明観寺と称していたといいます。その後多聞坊(天文3年1534年寂)が中興、当寺の旧本尊は「歯吹如来」・「鼻取如来」と称されていましたがいつの頃からか滝山極楽寺に移されたといいます。
山号 | 霊慶山 |
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院号 | - |
寺号 | 妙観寺 |
住所 | 八王子市元八王子町3-3155 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
妙観寺の縁起
妙観寺は、妙誉法印が応仁二年(1468)に創建、明観寺と称していたといいます。その後多聞坊(天文3年1534年寂)が中興、当寺の旧本尊は「歯吹如来」・「鼻取如来」と称されていましたがいつの頃からか滝山極楽寺に移されたといいます。
新編武蔵風土記稿による妙観寺の縁起
(元八王子村)妙觀寺
除地、水田八畝八歩、陸田四段十八歩、小名鳥居場にあり、これも新義眞言宗にて、西光院と同末寺(寺方村寶生寺末)なり、雲慶山と號す、開山を多聞坊と云、天文三年寂せり、本堂五間に三間南向なり、本尊彌陀を安す、(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による妙観寺の縁起
妙観寺(元八王子村―元八王子町三ノ三、一五五)
霊慶山と号し、本尊阿弥陀如来、応仁二年(一四六八)妙誉法印の創建といわれ、古くは「明観寺」とも称せられた。中興開山は多聞坊(天文三年 一五三四 寂)であり、その後昭和一六年二月一日火災にかかり、現在の本堂はその年一二月に再建されたものである。当寺の旧本尊は「歯吹如来」または「鼻取如来」とも称せられる阿弥陀如来であって、滝山極楽寺の本尊となったと伝えられている(武蔵風土記稿・武蔵名勝図会・極楽寺の条参照)。同村御霊社の別当であった。(「八王子市史」より)
妙観寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」