八幡山最照寺|多摩八十八ヶ所霊場
最照寺の概要
真言宗智山派寺院の最照寺は、八幡山無量寿院と号します。最照寺は、大塚八幡神社の別当寺として、寛永7年(1630)井上主馬が願主となり、法印永秀が開山したといいます。多摩八十八ヶ所霊場19番です。
山号 | 八幡山 |
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院号 | 無量寿院 |
寺号 | 最照寺 |
住所 | 八王子市大塚521 |
宗派 | 真言宗智山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
最照寺の縁起
最照寺は、大塚八幡神社の別当寺として、寛永7年(1630)井上主馬が願主となり、法印永秀が開山したといいます。
新編武蔵風土記稿による最照寺の縁起
(大塚村八幡社)別當最照寺
八幡山無量壽院と號す、御朱印社領の内にあり、相傳ふ寛永七年十月井上主馬と云もの願主として、もとの別當正浄院のあとへ當寺を起し、法印永秀を開山とす、これより眞言宗となり、高幡金剛寺の末に屬せり、本尊不動の坐像長一尺二寸、客殿九間半に五間、すべて南向なり。
観音堂。本堂の南にあり、二間半四方、正観音の坐像、長一尺四寸ばかり。(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による最照寺の縁起
最照寺(大塚村―大塚五二一)
この寺は天正二年(一五七四)ごろまでは本山修験正浄院と号し、同村八幡社(大塚八幡神社)の別当寺であったが、その後現寺名を称した。八幡山無量寿院と号し、寛永七年(一六三〇)一〇月中興した。中興開山は永秀(寂年末詳)、中興開基は井上主馬である。(「八王子市史」より)
最照寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」