本教寺|豊島区南池袋にある顕本法華宗系単立寺院

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妙学山本教寺|豊島区南池袋にある顕本法華宗系単立寺院

本教寺の概要

顕本法華宗系単立寺院の本教寺は、妙学山と号します。本教寺は、元和4年(1618)に東纏山本染寺として創建しました。明治40年浅草新寺町の妙眼山本立寺を合併し妙学山本教寺と改称しました。

本教寺
本教寺の概要
山号 妙学山
院号 -
寺号 本教寺
住所 豊島区南池袋2-41-4
本尊 曼荼羅 日蓮坐像
宗派 顕本法華宗系単立
葬儀・墓地 -
備考 -


※御朱印はいけみずさんより寄贈


本教寺の縁起

本教寺は、元和4年(1618)に東纏山本染寺として創建しました。明治40年浅草新寺町の妙眼山本立寺を合併し妙学山本教寺と改称しました。

「豊島の寺院」による本教寺の縁起

慶長16年(1611)創立、東纏山本染寺と号す。明治40年11月22日浅草区南松山町45本立寺を合併し、妙学山本教寺と改む。大正14年4月水久保大火により本堂焼失。昭和16年再建。戦災で焼失。昭和42年11月再建。(「豊島の寺院」より)

合併した本立寺について

遠江国吉美妙立寺末
浅草新寺町妙眼山本立寺、境内拝領地800坪余門前町有之。
寛永10年11月中迄、浅草元鳥越町之内1600坪拝領。其後正保3年5月中、当地江引地。古跡拝領地之内門前町家有之。尤起立年代は旧記書留及類焼、相知不申候。
開山日導上人、寛永10年3月6日寂。
本堂。本尊釈迦如来座像、大黒天木像長1寸伝教大師作之由。
塔頭2軒。実相院、経像院。右は拙寺記率之節、両院塔頭ニ有之候所、当時及退転ニ候。以上乙酉書上(御府内寺社備考より)


本教寺所蔵の文化財

  • 服部嵐雪墓(東京都指定文化財)

服部嵐雪墓

江戸時代の中期の俳人で雪門の祖である。幼名は久馬之助、江戸湯島に生まれたといわれるが、出生地については異説が多い。通称を彦兵衛と称した。新庄隠岐守、井上相模守に仕えたがのちに仕を辞し、済雲和尚に従って禅を学び松尾芭蕉の門に入り黄落庵、石中堂、寒寥堂、雪中庵、不白軒、玄峰堂などの号がある。彼は芭蕉門十哲の一人で、榎本其角と並び称せられ、名は広く知られた。芭蕉の死後、其角と江戸俳壇を二分し、門下に有名な俳人を多く輩出している。著書には「其袋」「或時集」「若水」などがある。宝永4年(1707)10月13日、54歳で没した。初め本郷駒込の常験寺に葬り、大正8年に改葬された。
服部嵐雪墓
服部嵐雪は江戸の俳人。雪門の祖なり。芭蕉の門に入り。其角と併び稱せられ。名を都門に擅にす。寛永四年十月十三日歿す年五十四。常験寺に其墓あり。
小石川志料に云。雪中庵嵐雪之墓。本堂に向て右。柳樹の下にあり。同じ並びに左の牌あり。嵐雪の配にてもありや。(東京名所図会より)

本教寺の周辺図