松龍山總禅寺|豊島区巣鴨にある曹洞宗寺院
總禅寺の概要
曹洞宗寺院の總禅寺は、松龍山と号します。總禅寺は、日山宗春が、寛永元年(1624)湯島に創建、天和3年(1683)駒込千駄木に移転、5代将軍綱吉に赤門を許可されたといいます。明治30年(1897)当地へ移転しています。
山号 | 松龍山 |
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院号 | - |
寺号 | 總禅寺 |
住所 | 豊島区巣鴨5-32-2 |
本尊 | 木造釈迦如来坐像 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
總禅寺の縁起
總禅寺は、日山宗春が、寛永元年(1624)湯島に創建、天和3年(1683)駒込千駄木に移転、5代将軍綱吉に赤門を許可されたといいます。明治30年(1897)当地へ移転しています。
「豊島の寺院」による總禅寺の縁起
寛永元年(1624)日山宗春により文京区湯島に創立、天和2年(1682)12月江戸火災により類焼、翌年駒込千駄木に移転、幕府により再建され5代将軍綱吉により赤門を許可される。爾来赤門寺と称せられている。明治維新の際堂宇大破に及び修復する。明治30年(1897)29世諦信観法により巣鴨へ移転。大正10年(1921)墓地移転完了、本堂建立。制裁で焼失。昭和20年(1945)32世越宗観道仮本堂を建立し、戦災児童を集めて寺子屋を行う。その後、1958年より本堂再建を始め、昭和62年7月完成。昭和45年5月山門・中門等再建。(「豊島の寺院」より)
東京名所図会による總禅寺の縁起
總禅寺は本郷千駄木町四番地に在り。曹洞宗にして松龍山と號す。能登山総持寺の末なり。開山は宗春大和尚にて。寛永元年の創立に係る。
門前に槭樹及び大樒樹あり。門は有名なる赤門にして。徳川五代の将軍綱吉公の特許を得て建る所。俗に之を駒込の赤門と稱し来れり。門には一小扁額を掲げて。「秩父第四番金昌寺寫本尊十一面観世音」としるす
本堂は瓦葺素木造にて。左右に鐡水盤(弘化二年八月とあり)を置き。左の詠歌を書したる額を打たり。
あらたかにまいりてをかむかんせおん
二世安楽とたれも祈らん
墓地には開山真空塔あり。上に無影樹那半邊と題す。又聯芳之碑あり。當寺歴代の僧名を刻す。中央に勅特賜佛慧圓明禅師法福中興當山開祖日山宗春大和尚。寛永十七庚辰七月初十日於當寺化壽八十一三州之人と識せり。(東京名所図会より)
總禅寺の周辺図