舎人天神社|江戸時代中期には祀られていた社
舎人天神社の概要
舎人天神社は、足立区舎人にある天神社です。舎人天神社の創建年代は不詳ですが、江戸時代には舎人宿の外れに当地が位置しており、また寛延4年銘の盥漱石が残されていることから、江戸時代の創建と推定されます。
社号 | 天神社 |
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祭神 | 菅原道真公 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 足立区舎人5-12 |
備考 | - |
舎人天神社の由緒
舎人天神社の創建年代は不詳ですが、江戸時代には舎人宿の外れに当地が位置しており、また寛延4年銘の盥漱石が残されていることから、江戸時代の創建と推定されます。
舎人町会神社部掲示による舎人天神社の由緒
舎人天神社
当社の祭神は、学問・詩歌の神様として信仰される菅原道真公を祭っている。
創建年代に関する由緒は不明であるが、当社の歴史をものがたるものに、境内の盥漱石があり、寛延四年(宝暦元年・一七五一)九月の年号がある。舎人町・入谷村・遊馬村(草加市)の三ヶ町村の氏子が奉納したことが刻まれており、当社が舎人のみならず、近隣の人々の崇敬を集めていたことがわかる。
また、文政五年(一八二二)に成立した江戸幕府編纂の地誌「新編武蔵風土記稿」足立郡舎人村の項に「天神社」という記述がある。
現在の神殿は、昭和六十一年(一九八六)に改築され、本殿内には旧本殿が収められている。境内は約一六五平方メートル(約五十坪)の広さがあり、祭礼は十月二十五日に行われている。
昭和の初め頃までは神楽が奉納され、神殿の前には観音堂があり境内を囲むように掘割がめぐっていたと伝えられている。
なお、境内の黒松は足立区の保存樹であり、境内の地続きには、明治の初めに廃寺になった西光寺の墓地がある。(舎人町会神社部掲示より)
新編武蔵風土記稿による舎人天神社の由緒
(舎人町)天神社
三蔵院持(新編武蔵風土記稿より)
舎人天神社の周辺図