入谷山源証寺|荒綾八十八ヶ所
源証寺の概要
浄土宗系単立寺院の源証寺は、入谷山太子院と号し、天文元年(1532)に十蓮社念誉一向源證上人によって創建されました。荒綾八十八ヶ所霊場39番札所です。
山号 | 入谷山 |
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院号 | 太子院 |
寺号 | 源証寺 |
住所 | 足立区入谷2-15-25 |
宗派 | 浄土宗系単立 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 荒綾八十八ヶ所霊場39番札所 |
源証寺の縁起
源証寺は天文元年(1532)に十蓮社念誉一向源證上人によって創建されました。
足立区教育委員会掲示による源証寺の縁起
浄土宗、入谷山太子院源証寺と称す。天文元年(1532)に十蓮社念誉一向源證上人によって創建された古刹である。本堂は文久3年(1863)に再建、昭和47年に銅板葺入母屋造りに改築された。
太子堂は、江戸中期の古建築で、開山上人所持の聖徳太子像を祀り、近隣の信仰をあつめ、古来、正月・5月・9月の22日に太子講が盛大に行われてきた。小堂であるが、江戸時代の建築様式のなごりをとどめる貴重な建造物である。
また、江戸時代中期、正徳2年(1712)在銘の梵鐘、宝永7年(1710)在銘の半鐘がある。両鐘とも、この時代の作としては一般的な形態であるが、銘文が寺史の資料として重要であるばかりでなく、寺と檀家、そして近隣の人々との関連を裏付ける貴重な歴史資料である。
平成元年1月、足立区教育委員会
足立風土記資料寺院明細による源証寺の縁起
西京東山知恩院末 東京府管轄武州足立郡入谷村 入谷山源証寺
創立年暦、開山念誉源証、香衣上人号、綸旨頂戴。
第36世住職敬従、44歳。東京深川佐賀町越中屋伊助倅、芝増上寺山内宝従寮内ニ於テ得度、文久元年十色。弟子泰従、14歳。東京巣鴨駕篭町三好久米朗二男、慶応3年於当寺得度。以上僧ニ人。
境内、3反24歩、但除地。檀家、120軒。
源証寺の周辺図