慈照山萬福寺|荒綾八十八ヶ所
萬福寺の概要
真言宗豊山派寺院の萬福寺は、慈照山大悲院と号します。萬福寺の創建年代は不詳ですが、明和・寛政年間期に中興されたといいます。荒綾八十八ヶ所霊場の第46番札所です。
山号 | 慈照山 |
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院号 | 大悲院 |
寺号 | 萬福寺 |
住所 | 足立区竹の塚1-1-15 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 荒綾八十八ヶ所霊場46番札所 |
萬福寺の縁起
萬福寺の創建年代は不詳ですが、明和・寛政年間期に中興されたといいます。
新編武蔵風土記稿による萬福寺の縁起
(西新井総持寺門徒)萬福寺
慈照山大悲院と號す、本尊正観音を安す(新編武蔵風土記稿より)
足立区教育委員会掲示による萬福寺の縁起
本寺は、真言宗豊山派で、慈照山大悲院萬福寺と号す。
文明10年(1478)の板碑墓石があり、草創の古さを知ることができる。明和・寛政のころが中興期であったようである。
昭和35年に、諸堂を再建し、境内や墓域とも美しく整備された。荒綾八十八ヶ所霊場の第46番札所にあたる。
本尊は、十一面観音像である。両脇に、弘法大師・高教大師の木造の坐像があり、それぞれ厨子に納められている。そのまえに、木造不動明王の立像が安置され、いずれも、江戸中期の作と思われる。
なお、当寺に、明治9年(1876)4月公立竹嶋小学校(同12年2月正矯小学校と改名)が設けられ、竹塚・島根・栗原各村の子どもたちを教え、村民の開明に尽くした。(足立区教育委員会掲示より)
萬福寺の縁起
中本寺西新井総持寺門徒 東京府管轄武蔵国足立郡竹塚村 常光山 万福寺
創立年暦并開山不詳、寺格無之。但当住無之、東京府管轄武蔵国足立郡西新井村西新井大師総持寺住職堅渓兼務。
境内、4畝20歩、但除地。檀家、84軒。門末、無之。庵室等、無之。
萬福寺の周辺図