今宮神社|文京区音羽の神社

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今宮神社|桂昌院殿の発願

今宮神社の概要

今宮神社は、文京区音羽にある神社です。今宮神社は、元禄10年(1697)桂昌院殿の発願により、護国寺建立に際して、同所に京都柴野今宮神社より御分霊を迎えて創建、明治6年当地に遷座したといいます。

今宮神社
今宮神社の概要
社号 今宮神社
祭神 天照大御神、素盞嗚尊、伊邪那美命、誉田別尊、天児屋根尊、大国主命、事代主命、速玉大神、大宮比売命、少毘古那命、猿田彦命、菅原道真
相殿 -
境内社 天日鷲神社、天神社、淡島神社
住所 文京区音羽1-4-4
祭日 例祭日9月7日
備考 旧村社



今宮神社の由緒

今宮神社は、元禄10年(1697)桂昌院殿の発願により、護国寺建立に際して、同所に京都柴野今宮神社より御分霊を迎えて創建、明治6年当地に遷座したといいます。

境内掲示による今宮神社の由緒

当社は元禄十年(一六九七)十月徳川五代将軍綱吉、犬公方の御生母桂昌院殿の発願により、護国寺御建立の時、同所に京都柴野今宮神社より御分霊を迎えて鎮座した。明治元年の神仏分離により明治六年七月音羽九丁目の現在地に遷座した。
五社今宮とは、伊勢神宮・今宮神社・春日大社・岩清水八幡神社・熊野大社を示している。
創祀以来三百年余青柳・音羽・桜木の鎮守神として崇敬され、明治十二年十二月にはコレラ伝染除の祭典が執行され、京都今宮神社同様病気平癒の御利益があったとのことである。狛犬は宝暦四年(一七五四)八丁堀の石工小右エ門作である。(境内掲示より)

東京都神社名鑑による今宮神社の由緒

元禄十年(一六九七)十月将軍網吉公の御生母一位桂昌院殿が、護国寺御建立と同時に同所に鎮座された。そして明治六年七月音羽町九丁目(現在音羽一丁目四番四号)の場所へ遷座されたのである。創立以来二百七十年余、音羽・桜木・青柳の町々の鎮守神として崇敬されてきたが、大東亜戦争のさい帝都大空襲により手水舎を残して全建物を焼失した。昭和二十五年社殿・社務所を新築し現在に至る。(東京都神社名鑑より)

「小石川區史」による今宮神社の由緒

音羽町九丁目に在る。祭神は天照大神、素戔嗚尊、伊弉册尊、譽田別尊、天児屋根命、大國主命、少彦名命、大宮乃賣命である。
その創建は社傳に依れば、元禄年中五代将軍綱吉の生母桂昌院が、護國寺建立と共にその境内に奉祀したと言ふ。
明治初年、神佛混交禁止に依り、同六年元田中八幡宮の跡なる現地へ遷座した。明治五年村社に列せられ、現在境内は三百餘坪、祭日は九月七日で、東・西青柳町、音羽一丁目乃至九丁目、櫻木町を氏子としてゐる。(「小石川區史」より)


今宮神社の周辺図


参考資料

  • 東京都神社名鑑
  • 「小石川區史」