安養山還国寺|文京区小日向にある浄土宗寺院
還国寺の概要
浄土宗寺院の還国寺は、安養山浄土院と号します。還国寺は、寛永8年創建したといいます。還国寺は、西蓮社在譽上人龍藝和尚が、牛込津久土邊に庵室を結んで寛永8年(1631)に創建、神保佐渡守が開基したといいます。明暦2年(1656)当地へ移転したといいます。
山号 | 安養山 |
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院号 | 浄土院 |
寺号 | 還国寺 |
住所 | 文京区小日向2-19-7 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
還国寺の縁起
還国寺は、西蓮社在譽上人龍藝和尚が、牛込津久土邊に庵室を結んで寛永8年(1631)に創建、神保佐渡守が開基したといいます。明暦2年(1656)当地へ移転したといいます。
東京名所図会による還国寺の縁起
還國寺
(小日向水道町)百番地にあり、安養山と號す、浄土宗知恩院末、寛永八辛未年起立。寺門南に面す、「安養山」の額、並木時習筆、門前に上州新田分身「呑龍上人安置」の石標を建て、門内右に閻魔堂あり、東都歳時記(春)正月十六日の條に小日向桜木町還國寺木像石像並脱衣婆とある是れなり、敷石一條あり、正面は本堂なり、本堂の額「安養殿」伯爵東久世通禧謹書とあり、右に玄関庫裡あり、左に墓地あり。寺後久世山の原なり。(東京名所図会より)
「小石川區史」による還国寺の縁起
安養山浄土院還國寺。浄土宗鎮西派、増上寺末。本尊阿彌陀如来。當寺の開創は寛永八年で、開山西蓮社在譽上人龍藝和尚が、牛込津久土邊に庵室を結んだのがその起源である。後寛永十四年同所が御用地となり、津久土附近そのほかを幾度か移轉したが、明暦二年現在の地を替地に賜はり、此處に堂宇を營んだ。當時の開基は神保佐渡守で、江戸時代には久世大和守の回向寺となり、『文政書上』には境内七百九十八坪餘と記されてゐる。本堂は文久二年の建立で、境内には櫻木町方除閻魔を安置した閻魔堂がある。又社會事業として、第六兒童學園(兒童學習事業)、新潟縣學生指導監督宿舎等を營んでゐる。(「小石川區史」より)
還国寺の周辺図
参考資料
- 「小石川區史」
- 東京名所図会