親縁山正行寺|文京区向丘にある浄土宗寺院
正行寺の概要
浄土宗寺院の正行寺は、親縁山龍池院と号します。正行寺は、僧達道が慶長10年(1605)湯島に創建、元和3年(1617)当地に移転したといいます。
山号 | 親縁山 |
---|---|
院号 | 龍池院 |
寺号 | 正行寺 |
住所 | 文京区向丘1-13-6 |
本尊 | 木造阿弥陀如来像 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
正行寺の縁起
正行寺は、僧達道が慶長10年(1605)湯島に創建、元和3年(1617)当地に移転したといいます。
「本郷區史」による正行寺の縁起
正行寺
駒込追分町に在り、親縁山龍池院と號す、慶長十年湯島(或は曰ふ上野廣小路の東方正行寺店の邊)に起立し天和大火後現地に移轉した。開山達道慶長十五年寂、境内地蔵堂の閻魔には古くより賽者が多かつた(東都歳時記)又境内の堂宇に覺寶院(大峰山修験者)の石像あり、小兒のくつめき(百日咳)に祈願する者が多い。(「本郷區史」より)
東京名所図会による正行寺の縁起
正行寺
同(本郷追分町)八十一番地にあり、親縁山龍池院と號す、浄土宗芝増上寺末なり、開山僧達道(慶長十五年寂)、慶長十年湯島に起立し元和三年今の地に移る、定朝作阿弥陀如来、恵心作地蔵尊運慶作閻魔、脱衣婆像覺王院石像等あり。
江戸砂子(三)に云、當寺境内に石像あり、浅草寺にある久米平内が像に髣髴たり、寺僧に尋るに、石平道人正三の門人なり、二王座禅の相をあらはすとなり、ある人の云、正三俗名は鈴木九太夫といふと、平内左衛門は内藤丹州侯の家臣なりとか、予が聞所は九州の士なりと。
閻魔は一七両月の十六日に詣者多し。
東都歳時記、閻魔参の條に、駒込小苗木縄手正行寺並脱衣婆(東京名所図会より)
正行寺の周辺図
参考資料
- 「本郷區史」
- 東京名所図会