根戸新田水神社|我孫子市根戸新田の神社
根戸新田水神社の概要
根戸新田水神社は、我孫子市根戸新田にある神社です。根戸新田水神社の創建年代は不詳ながら、根戸新田は寛文年代(1661-73)に開発が始まり、安永5年(1776)の検地帳に記載されていることから、江戸時代中期の創建と考えられます。明治時代には村社に列格していたといいます。
社号 | 水神社 |
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祭神 | 水速命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 千葉県我孫子市根戸新田126 |
祭日 | - |
備考 | - |
根戸新田水神社の由緒
根戸新田水神社の創建年代は不詳ながら、根戸新田は寛文年代(1661-73)に開発が始まり、安永5年(1776)の検地帳に記載されていることから、江戸時代中期の創建と考えられます。明治時代には村社に列格していたといいます。
「我孫子市史」による根戸新田水神社の由緒
創建年代は不詳であるが、この地域の新田開発が始まったのは寛文年代(1661-73)のことであったという。
安永五年(1776)の「根戸村新田検地帳」には「一長拾六間三尺、横拾間三尺 水神社地」とあり、「水神前」字名も記されている。その社地は台地の裾から手賀沼にのびた徴高地で、周辺は水田であったが、今はさらに手賀沼畔の干拓がすすんで沿岸の方に道路が建設された。
明治年代作成の「神社明細帳」には「根戸新田字宮前、村社、水神社」とあり、「社殿間数、方弐問」「氏子戸数三戸」とみえる。
大正十四年に社股が修築されたが、その修復碑によれば「安政の昔大地震に次ぐに大暴風あり、二丈余る幾尺の大樹数々吹倒され」たということであり、さらに松の老木が虫害をうけたので根切りしたが、その中に四尺ほどの株があったという。もって、社地の林叢の年代が知られるであろう。
鳥居は、木造の鹿島鳥居で、笠木と貫の左右両端が斜めに切ってある。
柱の根元を土に埋めこんだ掘立式のこの鳥居は、まことに素朴な造作である。
社殿は、入母屋造、向拝付、鉄板葺で、背面に神棚の部分が突出している。これまた素朴な造りであるが、正面と両側面の軒裏をみると、隅の方の棰が扇型にひろがる扇棰になっているところが珍しい。
なお、境内に子安大師の小さなお堂が建てられている。(「我孫子市史」より)
根戸新田水神社の周辺図
参考資料
- 我孫子市史