草取仁王堂|長生郡長南町深沢にある寺院
草取仁王堂の概要
草取仁王堂は、長南町深沢にある寺院です。草取仁王堂の創始については不詳ながら、蔵持村に疫病が流行した際、夜な夜な田草を除去するものがあり、調べてみると山麓の泉周辺に巨大な足跡があったことから、仁王尊が村民の代わりに手入れをしてくださっていたのだと知り、草取仁王として信仰したといいます。この仁王尊は惠心僧都が長和年間(1012-1017)に刻したものと伝えられ、また当地は長南から鶴舞へ通じる道でもあったことから、近郷では著名な仁王尊だといいます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | - |
住所 | 長生郡長南町深沢205 |
宗派 | - |
縁日 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
草取仁王堂の縁起
草取仁王堂の創始については不詳ながら、蔵持村に疫病が流行した際、夜な夜な田草を除去するものがあり、調べてみると山麓の泉周辺に巨大な足跡があったことから、仁王尊が村民の代わりに手入れをしてくださっていたのだと知り、草取仁王として信仰したといいます。この仁王尊は惠心僧都が長和年間(1012-1017)に刻したものと伝えられ、また当地は長南から鶴舞へ通じる道でもあったことから、近郷では著名な仁王尊だといいます。
「長生郡郷土誌」による草取仁王堂の縁起
(靈堂)
仁王堂
蔵持區字仁王谷にあり、仁王尊像を安置す。里傳によれば、長和年中僧惠心の作なりといふ。往古蔵持村に疫病流行し、村民悉く耘耨を廢す、然るに夜々出て田草を除去するものあり、何人の所爲なるや毫も知ること能はざりしが、山麓泉水の邊に巨大の足跡あり、村民以て仁王の民勞に代りしことを知り、爾来之を信仰し、草取仁王と崇めり、廳南より笠森城は鶴舞に通ずる路傍にあり、本堂なく、僅かに仁王堂あるのみなれども、其の名噴々として遠近に聞ゆ。(「長生郡郷土誌」より)
草取仁王堂の周辺図
参考資料
- 「長生郡郷土誌」