寳珠山多聞寺|九老僧の大圓阿闍梨日傳聖人創建
多聞寺の概要
船橋市東中山にある日蓮宗寺院の多聞寺は、寳珠山と号します。多聞寺は、九老僧の一人である大圓阿闍梨日傳聖人が永仁6年(1298)に創建したといいます。
山号 | 寳珠山 |
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院号 | - |
寺号 | 多聞寺 |
住所 | 船橋市東中山1-15-13 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
多聞寺の縁起
多聞寺は、九老僧の一人である大圓阿闍梨日傳聖人が永仁6年(1298)に創建したといいます。
境内掲示による多聞寺の縁起
寳珠山多聞寺(毘沙門天)
開山九老僧大圓阿闍梨日傳聖人
創建永仁六年(一二九八)
日傳聖人が宗祖に帰依し弘法の守護神として毘沙門天を賜わり、一宇を開創した。
本尊勧請様式は一塔両尊四士であり、祖像は、享保年間(一七一六〜三六)の説法像である。
この地は、昔、二子ヶ浦といい、日蓮聖人が鎌倉へ布教におもむく時に、船出をされた霊跡であり、この由緒深い地に一宇が建立された。又、境内には、慈母観世音菩薩が安置されている。(境内掲示より)
「船橋市史」による多聞寺の縁起
多聞寺
日蓮宗。宝珠山と号する。前記のように、延宝六年の水帳に「多門寺」として名が見えるが、字は当字であろう。その後は天明年間の『寺院本末帳 法華宗五』(身延山久遠寺触下本寺の末寺等を記す) の「同宗平賀本土寺派下本末牒」に、本土寺の嫡末寺(直末寺)として載せられている。(「船橋市史」より)
多聞寺の周辺図
参考資料
- 「船橋市史」