朝光山泰福寺|市川市高石神にある日蓮宗寺院
泰福寺の概要
市川市高石神にある日蓮宗寺院の泰福寺は、朝光山と号します。泰福寺は、弘安初年(1278)に創建、浅草寺学頭寂海法印(弘安2年寂)が天台宗から日蓮宗に改めたといいます。文禄4年(1596)日実が経王院を建立、江戸時代の代官朝比奈泰勝が一寺を建立、朝光山泰福寺と改号して中興開基しています。
山号 | 朝光山 |
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院号 | - |
寺号 | 泰福寺 |
本尊 | 一塔両尊四士 |
住所 | 市川市高石神21-9 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
泰福寺の縁起
泰福寺は、弘安初年(1278)に創建、浅草寺学頭寂海法印(弘安2年寂)が天台宗から日蓮宗に改めたといいます。文禄4年(1596)日実が経王院を建立、江戸時代の代官朝比奈泰勝が一寺を建立、朝光山泰福寺と改号して中興開基しています。
「千葉縣東葛飾郡誌」による泰福寺の縁起
中山村誌
高石神に泰福寺(日蓮宗、弘安二年寂海法師の創立)(「千葉縣東葛飾郡誌」より)
「市川市内の寺院明細帳」による泰福寺の縁起
開宗祖師日蓮大菩薩法孫権大僧都法印寂海元天台宗浅草金竜山別当職呼本山二世日常聖者聞弟子ト成改宗シテ名日寂弘安二年卯年当寺開基経玉院ヲ創立ス応永七庚辰ヨリ空院其后慶長十一丙午朝比奈惣右衛門泰勝永ク知行領安全ノ祈願ニ依テ経玉院ヲ一寺ニ建立ス以テ姓名ヲ朝光山泰福寺ト号ス(「市川市内の寺院明細帳」より)
「日蓮宗寺院大鑑」による泰福寺の縁起
弘安初(1278)年の創立。開山寂海法印日寂。開基円教坊日実。中興開基檀越朝比奈弥太郎泰勝・真光院圓覚性日義居士。親師法縁。浅草寺学頭寂海法印が天台宗から改宗、日寂と改名。懺悔読誦した遺蹟で、元弘2年法華経寺3世日祐が日寂のために板碑を造立して供養した。文禄4年4世日実が経王院を建立し日寂を回向。徳川の代官朝比奈泰勝が守護神八幡守を日実に献じ一寺を建立、朝光山泰福寺と公称。その後三回の快特を見る。いづみ日曜学校・文書布教を行う。(「日蓮宗寺院大鑑」より)
泰福寺所蔵の文化財
- 元弘の板碑(市指定文化財)
泰福寺の周辺図
参考資料
- 「千葉縣東葛飾郡誌」
- 「市川市内の寺院明細帳」
- 「日蓮宗寺院大鑑」