少林山龍湖寺|龍湖寺の絵馬、印西大師八十八所
龍湖寺の概要
印西市物木にある曹洞宗寺院の龍湖寺は、少林山と号します。龍湖寺は、覚海賛元禅師が、安産子育の大請願を起こして建久2年(1191)に創建、享禄元年(1528)睦翁伊誾和尚が曹洞宗寺院に改めて再建したといいます。龍湖寺の絵馬は、印西市文化財に指定されています。印西大師八十八所47番です。
山号 | 少林山 |
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院号 | - |
寺号 | 龍湖寺 |
住所 | 印西市物木213 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
龍湖寺の縁起
龍湖寺は、覚海賛元禅師が、安産子育の大請願を起こして建久2年(1191)に創建、享禄元年(1528)睦翁伊誾和尚が曹洞宗寺院に改めて再建したといいます。
「印旛郡誌」による龍湖寺の縁起
龍湖寺
物木村字裏山にあり曹洞宗にして小本寺迎福寺末なり延命地蔵佛を本尊とす建久二年亥年八月開山覺海賛元禅師創立享禄元戊年三月初世睦翁伊誾和尚再建堂宇間口八間半奥行六件庫裡間口八間奥行六間鐘樓門方九尺鐘樓堂方一見半境内五百四十坪(官有地第四種)(「印旛郡誌」より)
龍湖寺所蔵の文化財
- 龍湖寺の絵馬(印西市指定文化財)
龍湖寺の絵馬
龍湖寺は覚海賛元禅師が救世安民のため、安産子育の大請願を起こし、建久二年(一一九一年)に創建された古刹で、古くから安産・子育てに霊験ある寺院として知られています。写真は元治元年(一八六四年)に奉納された女衆拝み図で、女性たちが降臨した龍湖寺の開祖様(覚海賛元禅師)を拝んでいる様子が描かれています。本堂左側の開山堂には十一枚の絵馬が奉納されており、すべて市文化財に指定されています。絵馬には奉納年月と奉納者名が記され、年代は文政十二年(一八二九年)から明治二十二年(一八八九年)の間で、講中が印西市、印旛村(現印西市)、本埜村(現印西市)、我孫子市、成田市、栄町と広範囲に見られることから、近在の婦人達が絵馬を奉納して信仰を深めていた事と、安産・子育ての信仰が周辺地域まで及んでいた事がわかります。
龍湖寺の絵馬は、江戸時代後半から明治期における信仰や風俗(女性の髪形や着物)の様子、絵画技術などを今に伝える貴重な文化財です。(印西市教育委員会掲示より)
龍湖寺の周辺図
参考資料
- 印旛郡誌