岩船八幡神社|いすみ市岩船の神社

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岩船八幡神社|いすみ市岩船の神社

岩船八幡神社の概要

岩船八幡神社は、いすみ市岩船にある神社です。岩船八幡神社は、建治元年(1275)時の中納言藤原兼貞一行が東国遊航に際して台風に遭い岩船浦(釣師海岸)に漂着、陸後岩船・小沢・小池・大寺に七十五座の神々を祀ったうちの一社と伝えられます。七十五座の神事は現在も九月の例大祭で行われており、いすみ市無形民俗文化財に指定さrてています。

岩船八幡神社
八幡神社の概要
社号 八幡神社
祭神 譽田別命、神功皇后、武内宿彌
相殿 -
境内社 金比羅神社、春日神社、大宮神社、稲荷神社
住所 千葉県いすみ市岩船14
祭日 例大祭9月23・24日
備考 -



岩船八幡神社の由緒

岩船八幡神社は、建治元年(1275)時の中納言藤原兼貞一行が東国遊航に際して台風に遭い岩船浦(釣師海岸)に漂着、陸後岩船・小沢・小池・大寺に七十五座の神々を祀ったうちの一社と伝えられます。七十五座の神事は現在も九月の例大祭で行われており、いすみ市無形民俗文化財に指定さrてています。

「千葉県神社名鑑」による岩船八幡神社の由緒

後宇多天皇建治元年九月、久明中納言藤原兼貞卿が深く感ずるところがあって、阿蘇大宮司宅より東国遊航に出られたとき途上台風に遭い、奉じた七五座の霊神・地蔵菩薩を念じる奇瑞により風浪鎮まり、無事小千谷村と称する海岸に漂着した。峨々たる崖も偶々釣をしていた漁夫の助力により上陸することが出来た。翌朝乗って来た船が岩石に化していたので、これにより岩船村・釣師海岸と名付けられた。地蔵尊を安置したのが日本三岩船地蔵の一つであり、七五座の神々を祭祀したのが当社である。(「千葉県神社名鑑」より)

「大原町史」による岩船八幡神社の由緒

八幡神社(岩船区)
建治元年(一二七五)、時の中納言藤原兼貞一行が東国遊航の途上、台風に遭い、奉じた七十五座の霊神を念じたところ奇瑞により暴風雨も静まり、無事小千谷村と称する海岸に漂着し無事上陸することができた。翌朝乗ってきた船が岩石に化Lていたので岩船村と名付けられた。上陸後岩船・小沢・小池・大寺にこれらの七十五座の神々を祀った(『千葉県神社名鑑』)
一説には、この四地域に七十五座が鎮座したともいわれている。このことから七十五座の神事(町指定無形文化財)が伝えられ、九月の例祭日には神輿の渡御に先立って七十五膳を供える行事が行われている。なお供物を提供する家は、当時供応したとされる特定の数軒の家が代々世襲で奉仕している。(「大原町史」より)


岩船八幡神社の周辺図


参考資料

  • 「千葉県神社名鑑」
  • 「大原町史」