小浜八幡神社|いすみ市大原の神社

猫の足あとによる千葉県寺社案内

小浜八幡神社|いすみ市大原の神社

小浜八幡神社の概要

小浜八幡神社は、いすみ市大原にある神社です。小浜八幡神社は、新田野の生島八幡神社を勧請して久安元年(1145)に創建したといいます。小浜八幡神社は名勝八幡岬に鎮座、城山・根方・坂東地区の鎮守として祀られ、例大祭は「大原はだか祭り」と称され著名です。

小浜八幡神社
八幡神社の概要
社号 八幡神社
祭神 譽田別命
相殿 -
境内社 -
住所 千葉県いすみ市大原10439
祭日 例大祭9月23・24日
備考 -



小浜八幡神社の由緒

小浜八幡神社は、新田野の生島八幡神社を勧請して久安元年(1145)に創建したといいます。小浜八幡神社は名勝八幡岬に鎮座、城山・根方・坂東地区の鎮守として祀られ、例大祭は「大原はだか祭り」と称され著名です。

「千葉県神社名鑑」による小浜八幡神社の由緒

由緒に関する記載なし(「千葉県神社名鑑」より)

「大原町史」による小浜八幡神社の由緒

八幡神社(城山区)
八幡岬上にあり、氏子は城山・根方・坂東の三区である。久安元年(一一四五)、新田野の生島八幡神社を分霊したもので、俗に小浜八幡様という。
小浜では、往時、新田野の八幡神社の氏子であったが、祭典参加等の面で不都合が多かったため現在地に分霊奉祀したものである。
八幡岬は海上に突出し、別称を鳶岬ともいい、本町第一の眺望であり、社殿は丘陵をうがって建設され、南に丹が浦を望む景勝地である。(「大原町史」より)


小浜八幡神社所蔵の文化財

  • 八幡岬
  • 大原はだか祭り

「千葉県神社名鑑」による小浜八幡神社の由緒

名勝八幡岬は、その形が帽子や鳶に似ているので帽山または鳶崎とも呼ばれている。
房総治乱記によると、戦国時代にここに小浜城があり、城主は槍田美濃守であった。天正十七年(一五八八)二月美濃守が相州三浦に軍をすすめて北條氏と戦った時、その虚に乗じて、勝浦城主正木左近大夫は小浜城を襲いこれを攻めとった。
房州里見氏は援軍を送って小浜城の奪回を図ったが、攻め落とすことができなかった。無念に思っていた美濃守は天正一七年三月、夜陰に乗じて激しく城を攻め、ついに奪還に成功した。しかし天正一八年、本多忠勝が大多喜城主になった頃、小浜城は本多氏に攻略されその姿を家下。
この八幡岬には江戸時代より数多くの文人墨客が訪れた。儒者の安積艮斎、作家の江見水蔭、山本有三、歌人の佐々木信綱、矢代東村、画家の黒田清輝、竹久夢二など多彩な文化人が、この地を舞台にすぐれた作品をのこしている。
ことに明治末期から終戦直後までこの地にあった帆万千館は文化人に愛され、若山牧水や鈴木信太郎などの諸家は好んでここに宿泊し景観をめでながら、この地の自然や風物を活写し創作にふけった。(大原町観光協会・大原町文化財保護協会掲示より)

小浜八幡神社の周辺図


参考資料

  • 「千葉県神社名鑑」
  • 「大原町史」