貝須賀山瀧泉寺|上総介広常により布施郷名熊から当地へ移転
瀧泉寺の概要
天台宗寺院の瀧泉寺は、貝須賀山と号します。瀧泉寺の創建年代等は不詳ながら、承和4年(847)に慈覚大師が開創したと伝えられ、往古は布施郷名熊(山田)にあって上総介広常が帰依していたといいます。境内地が狭隘だったことから、上総介広常の居城の鬼門除け(東北)にあたる当地へ移転しています。
山号 | 貝須賀山 |
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院号 | - |
寺号 | 瀧泉寺 |
住所 | いすみ市大原1987 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
瀧泉寺の縁起
瀧泉寺の創建年代等は不詳ながら、承和4年(847)に慈覚大師が開創したと伝えられ、往古は布施郷名熊(山田)にあって上総介広常が帰依していたといいます。境内地が狭隘だったことから、上総介広常の居城の鬼門除け(東北)にあたる当地へ移転しています。
「大原町史」による瀧泉寺の縁起
貝須賀山瀧泉寺(天台宗)貝須賀区
寺伝によれば、当山はもと布施郷名熊にあって上総介広常が帰依していたが、同地に居城しようとした広常が、霊地の狭隘を感じ、東北丑寅に当たる貝須賀の地が鬼門除けになるところから現在の境内を寄進して移転させたものという。(「大原町史」より)
「稿本千葉縣誌」による瀧泉寺の縁起
瀧泉寺
同郡(夷隅郡)大原町大字中魚落郷字貝須賀に在り、境内千七百四十一坪、天台宗星應寺(本郡東村大字山田)の末派たり。寺傳に云ふ、承和四年慈覺大師の開基にして、もと布施村大字下布施にありしと。今同村に瀧泉寺谷と稱する所あり、蓋し其の舊地なるべし。(「稿本千葉縣誌」より)
瀧泉寺の周辺図
参考資料
- 「大原町史」
- 「稿本千葉縣誌」