長谷山善覚寺|鴨川市天津にある浄土真宗本願寺派寺院
善覚寺の概要
浄土真宗本願寺派寺院の善覚寺は、長谷山と号します。善覚寺は、慶安元年(1648)滋賀県に創建、いわし漁などで栄えていた当地へ慶安4年(1651)に移転したといいます。当寺所蔵の近世文書は、鴨川市有形文化財に指定されています。
山号 | 長谷山 |
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院号 | - |
寺号 | 善覚寺 |
住所 | 鴨川市天津1568 |
宗派 | 浄土真宗本願寺派 |
縁日 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
善覚寺の縁起
善覚寺は、慶安元年(1648)滋賀県に創建、いわし漁などで栄えていた当地へ慶安4年(1651)に移転したといいます。
境内掲示による善覚寺の縁起
長谷山善覚寺(浄土真宗)
当寺は、京都西本願寺派に属し、慶安元年(一六四八)近江(滋賀県)に創建され、同四年に当地へ移転したと寺伝にあります。当寺に伝わる次の近世文書は、町の指定文化財になっています。
一、明暦三年(一六五七)からの過去帳三冊
二、西宮、紀州栖原、綱方の各宗門人別帳
三、文政八年(一八二五)の「先祖六右衛門従申傳事」(当寺の檀家四位家五代目が子孫へ書きのこした記録文書)
これらの文書によると、寛永から元文年間に、紀州(和歌山県)を主とした関西の村々から当地へ漁民や魚商人が多く渡来し、六右衛門らが取り寄せた「はちだ綱」「まかせ綱」などの新しいイワシ網漁が盛になり「天津千軒魚釣り稼業」と、漁業を中心として栄えたようすがくわしくわかります。(境内掲示より)
善覚寺の周辺図