高田熊野神社|柏市高田の神社
高田熊野神社の概要
高田熊野神社は、柏市高田にある神社です。高田熊野神社の創建年代等は不詳ながら、古くから拓けた地であることから古来より祀られてきたのではないかと推定され、伝承では、天正6年(1578)平重盛の子孫平四郎太郎が山崎氏と称し当地に土着、父三河守平氏利を祀り創建したと伝えています。明治維新後の社格制定に際し村社に列格、明治41年香取神社外四社を合祀しています。
社号 | 熊野神社 |
---|---|
祭神 | 伊邪那美大神・熊野大神 |
相殿 | - |
境内社 | 大杉神社 |
住所 | 千葉県柏市高田626 |
祭日 | 大祭10月19日、御歩射祭1月7日 |
備考 | 旧村社 |
高田熊野神社の由緒
高田熊野神社の創建年代等は不詳ながら、古くから拓けた地であることから古来より祀られてきたのではないかと推定され、伝承では、天正6年(1578)平重盛の子孫平四郎太郎が山崎氏と称し当地に土着、父三河守平氏利を祀り創建したと伝えています。明治維新後の社格制定に際し村社に列格、明治41年香取神社外四社を合祀しています。
境内掲示による高田熊野神社の由緒
一、御創建の年次は詳らかではないが、当高田の土地が江戸時代から野馬土手によって囲まれていたことからして当時既にこの地に鎮守様として祀られていたと考えらる。
二、御祭神は熊野大神と総称されますように和歌山県本宮町二熊野根本宮と称し昔は熊野にいます神社と称された。
熊野本宮覆舎の御祭神熊野家津御子之大神といい及び新宮市に鎮座の熊野速玉大社の御祭神熊野速玉大神更に勝浦町那智山に鎮座の熊野那智大社の御祭神熊野夫須美之大神をあわせて祀っております。
三、白河法皇をはじめ皇室の熊野崇敬はもとより、蟻の熊野詣で知られる如く衆庶の信仰をあつめ、当地鎮座の後も、家内安全、諸業繁栄、学業成就、身体健全、交通安全、病気平療、安産子育など広大な御神徳を仰いで今日に至っています。(境内掲示より)
千葉県神社名鑑による高田熊野神社の由緒
創建は奈良時代と推察される。田圃を隔てて南側の篠籠田の地が、一、〇〇〇余年前すでに集落を形成しており、当地は南面に陽をうけて開け、付近の古墳等から、和銅~延暦年間の奈良時代には集落ができ、当社もその頃の創立と考えられる。本殿は明治初年の建築で、幣殿・拝殿は昭和五七年の改築。(千葉県神社名鑑より)
「柏市史」による高田熊野神社の由緒
熊野神社
高田村字殿内に所在。「寺院明細帳」に「平重盛后胤平氏利」とある。その後祭神は伊邪那美大神・熊野大神とされ、『千葉県神社名鑑』では熊野大神のみを上げている。明治四一年四月に香取神社外四社を合祀した。(「柏市史」より)
「柏市史資料編土・千代田村誌」による高田熊野神社の由緒
熊野神社
高田にあり平重盛の後胤平氏利を祀る由緒に云小松内大臣重盛の後胤三河守平氏利の嫡子四郎太郎下總國高田原に住し姓を山崎と改む即ち山崎氏の祖也于時天正六年守護鎮守を祭り熊野大権現と稱す是即ち三河守氏利を祭るなり。(「柏市史資料編土・千代田村誌」より)
高田熊野神社の周辺図
参考資料
- 千葉県神社名鑑
- 「柏市史」
- 「柏市史資料編土・千代田村誌」