北ノ作1号・2号墳。柏市片山にある旧跡・名所

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北ノ作1号・2号墳。柏市片山にある旧跡・名所

北ノ作1号・2号墳の概要

北ノ作1号・2号墳は、柏市片山にある名所旧跡です。北ノ作1号・2号墳は、全長21.5m、一辺15~16mの方墳(北ノ作1号墳)と、全長30mの前方後方墳(北ノ作2号墳)です。北総地域を代表する出現期(3世紀前半~4世紀後半)の古墳で、東海地方の流れを汲む土器も発見され、千葉県史跡に指定されています

北ノ作1号・2号墳
北ノ作1号・2号墳の概要
旧跡・名所名 北ノ作1号・2号墳
みどころ 千葉県指定史跡
入場時間 -
入場料 -
住所 柏市片山115-1他
備考 -




北ノ作1号・2号墳の由緒

北ノ作1号・2号墳は、全長21.5m、一辺15~16mの方墳(北ノ作1号墳)と、全長30mの前方後方墳(北ノ作2号墳)です。北総地域を代表する出現期(3世紀前半~4世紀後半)の古墳で、東海地方の流れを汲む土器も発見され、千葉県史跡に指定されています。

境内掲示による北ノ作1号・2号墳の由緒

両古墳は、昭和30年代の手賀沼の干拓工事に先立ち早稲田大学が、平成6年に県指定に伴い(財)千葉県文化財センターがそれぞれ調査を実施しています。
1号墳は、昭和34年に調査され、墳頂部の粘土槨とされる埋葬施設から、直刀1、ヤリガンナ1、鉄鏃3、鉄斧2、銅鏃1、土師器が発見されています。そして、平成6年の調査により、古墳の形が突出部をもつ全長21.5m、一辺15~16mの方墳であることが明らかになりました。周溝墓から出土した土器には、東海系の流れを含むものも見つかっています。
2号墳は、昭和35年に調査され、そして、平成6年の調査では、全長30mの前方後方墳であることが確認されました。
決して大型の古墳ではありませんが、突出部を有する方墳とそれに続く時期の前方後方墳が2基並んでおり、北総地域を代表する出現期(3世紀前半~4世紀後半)の古墳として重要です。(柏市教育委員会・千葉県教育委員会掲示より)

「沼南町史」による北ノ作1号・2号墳の由緒

当町片山字北作に所在する北作一号円墳及び北作二号前方後円墳は、主要道路からはずれているが、手賀沼周辺における前期古墳の数少ない調査例として重要である。北作古墳群の出土遺物は、銅鏃、五領式土器などであり、これらからみて、四世紀末から五世紀初頭頃にかけて大和政権となんらかの交渉をもつ族長によって、この地方にも文化が形成されていたことを物語るものである。(「沼南町史」より)


北ノ作1号・2号墳の周辺図