出水山覚翁寺|植村家歴代の菩提寺
覚翁寺の概要
浄土宗寺院の覚翁寺は、出水山と号します。覚翁寺は、小田原北条の役後に徳川家康が関東に入国、天正18年(1590)勝浦城主に封ぜられた植村泰忠を開基として、植村三代泰朝が慶長16年(1611)に創建、植村家歴代の菩提寺となっていたといいます。
山号 | 出水山 |
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院号 | - |
寺号 | 覚翁寺 |
住所 | 勝浦市出水1297 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
覚翁寺の縁起
覚翁寺は、小田原北条の役後に徳川家康が関東に入国、天正18年(1590)勝浦城主に封ぜられた植村泰忠を開基として、植村三代泰朝が慶長16年(1611)に創建、植村家歴代の菩提寺となっていたといいます。
境内掲示による覚翁寺の縁起
當山ハ慶長拾六年上總國夷隅ノ郡當城主植村土佐・守源朝臣泰忠公ノ開基ニシテ植村家歴世ノ菩提所ナリ(境内掲示より)
「夷隅郡誌」による覚翁寺の縁起
出水山覺翁寺
勝浦町出水にあり、智恩院末浄土宗の中本寺にして阿彌陀如来を本尊とす、植村氏歴世の菩提所なり、堂宇壮麗實に本行寺と共に勝浦町の二大古刹たり、本堂は間口七間奥行八間の總丸葺にして庫裡と東西に並び、勝浦本町を一直線に下瞰す、門前の地蔵堂は陰暦二十四日を縁日とし當日賽者絡繹たり。(「夷隅郡誌」より)
覚翁寺所蔵の文化財
- 植村家宝篋印塔(勝浦市指定有形文化財)
- 本堂正面左右欄間彫刻(勝浦市指定有形文化財)
植村家宝篋印塔
植村泰忠は、天正十八年、徳川家康より三千石を賜わり勝浦城主に封ぜられる。泰勝、泰朝、忠朝、正朝と一六〇余年(天正十八年から寛延四年)にわたり勝浦に善政を行い、領地一万石となる。
菩提寺覚翁寺は、寛永十一年に三代泰朝が創建し城内に五代の墓塔がある。(勝浦市教育委員会掲示より)
覚翁寺の周辺図
参考資料
- 「夷隅郡誌」
- 「日蓮宗寺院大鑑」