光明山花蔵院|下総四郡八十八所霊場
花蔵院の概要
真言宗豊山派寺院の花蔵院は、光明山と号します。花蔵院は、松戸に宿場町が設置されて発展しつつあった元和9年(1623)に創建したといいます。下総四郡八十八所霊場43番です。
山号 | 光明山 |
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院号 | 花蔵院 |
寺号 | - |
住所 | 松戸市岩瀬134 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
花蔵院の縁起
花蔵院は、松戸に宿場町が設置されて発展しつつあった元和9年(1623)に創建したといいます。下総四郡新四国相馬霊場の第四十三番札所となっています。
「松戸のお寺」による花蔵院の縁起
真言宗豊山派光明山花蔵院
当山は真言宗豊山派の寺院(金町金蓮院末)で、ご本尊は聖観世音菩薩です。詳しい文献は、過去の風害により紛失したとされていますが、創建は江戸時代初期、元和九年(一六二三)で、下総四郡新四国相馬霊場の第四十三番札所です。(下総四郡新四国相馬霊場とは、文化四年(一八〇七)八千代市吉橋の貞福寺第三十八世住職存秀法印によって、開設されたとされています)
境内には本堂の他、不動堂と聖天堂、鐘楼があります。鐘楼では、大晦日から元日未明にかけ、除夜の鐘を撞くことができ、来訪者には善哉が振る舞われます。
江戸時代に江戸と水戸を結ぶ公的な宿として発展した松戸宿は、歓楽街としての性格をもち、旅籠の娘たちが祈願に訪れていました。
松戸市保護樹木に指定されている黒松は、樹高約16メートル、幹回り3メートル強で樹齢は300年以上、樟は樹高約25メートル、幹周り3メートル強で樹齢は150年と言われ、このお寺の歴史を物語っています。
現在の本堂は昭和四十二年、不動堂は平成九年、聖天堂は平成二十六年に再建されたものです。(「松戸のお寺」より)
花蔵院の周辺図
参考資料
- 「松戸のお寺」