覺王山圓慶寺|下総四郡八十八所霊場
圓慶寺の概要
天台宗寺院の圓慶寺は、覺王山千手院と号します。圓慶寺の創建年代等は不詳ながら、江戸時代前期の創建が推定されます。平成14年墓苑内に伽藍を建立、法務を伽藍(松戸481-1)で行っているとのことです(本堂は松戸1676)。下総四郡八十八所霊場60番です。
山号 | 覺王山 |
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院号 | 千手院 |
寺号 | 圓慶寺 |
住所 | 松戸市松戸481-1 |
宗派 | 天台宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
圓慶寺の縁起
圓慶寺の創建年代等は不詳ながら、江戸時代前期の創建が推定されます。平成14年墓苑内に伽藍を建立、法務を伽藍(松戸481-1)で行っているとのことです(本堂は松戸1676)。
「松戸のお寺」による圓慶寺の縁起
天台宗覚王山圓慶寺
大日如来をご本尊とする天台宗のお寺です。
創建年は、本堂前の寛文二年(一六六二)建立の地蔵菩薩や延宝三年(一六七五)建立の庚申塔が残されていることから江戸時代前期に開山されたようですが、正確には不明です。
ご本尊の大日如来は八尺四寸五分ある木造の坐像です。2メートルを超える大きさのため松戸市指定文化財として打診をされましたが、当時の住職が修復のためにお断りし、今も金色に輝く建立当時の趣を感じられるお姿で鎮座されています。
本堂は幕末に本陣から出火した火災で焼失したため、明治八年(一八七五)に小金の東漸寺の開山堂を移して再建されたと伝えられます。
その本堂は今も角町にありますが、平成十四年に伽藍を墓園に建立してからはご本尊をはじめ堂内のものはそちらに移しており、法務のほぼ全てをそちらで執り行っています。
毎日9時~16時はどなたでもご本尊にお参り頂けるよう開放しておりますので、お気軽にお立寄りください。(「松戸のお寺」より)
「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」による圓慶寺の縁起
円慶寺
松戸町角町ニアリ。天台宗ニシテ延暦寺ノ末寺ナリ。大日如来ヲ本尊トス。現住職ハ鈴木実然氏ニシテ、堂宇間口三間・奥行二間半境内五十三坪アリ。(「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」より)
圓慶寺の周辺図
参考資料
- 「松戸のお寺」
- 「松戸市史料 第4集 松戸町誌・小金町誌」