旧堀田邸と旧堀田正倫庭園。佐倉市鏑木町にある旧跡・名所

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旧堀田邸と旧堀田正倫庭園。佐倉市鏑木町にある旧跡・名所

旧堀田邸と旧堀田正倫庭園の概要

旧堀田邸と旧堀田正倫庭園は、佐倉市鏑木町にある名所旧跡です。旧堀田邸と旧堀田正倫庭園は、佐倉藩最期の藩主堀田正倫が、東京から佐倉へ住居を移した際に建設した建物・庭園で、明治23年に竣工、平成18年に旧堀田邸が国重要文化財に指定され、平成27年に庭園が国名勝に指定されています。なお、堀田正倫は当地隣接地に堀田家野事試験場を建設、千葉県の農業殖産に尽力しています。

旧堀田邸と旧堀田正倫庭園
旧堀田邸と旧堀田正倫庭園の概要
旧跡・名所名 旧堀田邸と旧堀田正倫庭園
みどころ 国指定史跡
入場時間 9時30分~16時30分(旧堀田邸)、月曜・年末年始休園
入場料 350円(旧堀田邸)
住所 佐倉市鏑木町274
備考 -




旧堀田邸と旧堀田正倫庭園の縁起

旧堀田邸と旧堀田正倫庭園は、佐倉藩最期の藩主堀田正倫が、東京から佐倉へ住居を移した際に建設した建物・庭園で、明治23年に竣工、平成18年に旧堀田邸が国重要文化財に指定され、平成27年に庭園が国名勝に指定されています。なお、堀田正倫は当地隣接地に堀田家野事試験場を建設、千葉県の農業殖産に尽力しています。

境内掲示による旧堀田邸と旧堀田正倫庭園について

旧堀田邸(重要文化財旧堀田家住宅)・さくら庭園
旧堀田邸・さくら庭園は、最後の佐倉藩主であった堀田正倫が、旧領地に住居を移すために建設した建物と庭園です。
主屋は木造平屋建て一部二階建て、屋根は寄棟造瓦葺きの建物5棟で構成され、明治23年(1890)に竣工しました。その後、明治44年(1911)には湯殿が増築されました。主屋や門番所、土蔵はほぼ建設当時のまま良好な状態で残されております。庭園は、芝を中心に赤松やサルスベリなどの樹木と景石や石塔を配し、高崎川と対岸の台地を借景にした眺望が広がっています。
平成9年3月26日に佐倉市指定文化財名勝に、平成13年3月30日には千葉県指定文化財名勝にそれぞれ指定され、平成18年7月5日には住居部5棟と門番所、土蔵の合計7棟が国の重要文化財(建造物)に指定されました。更に、平成27年(2015)3月には、庭園を含む一帯が「旧堀田正倫庭園」として国名勝に指定されました。(境内掲示より)


旧堀田邸と旧堀田正倫庭園所蔵の文化財

  • 堀田家農事試験場跡

堀田家農事試験場跡

明治23年(1890)堀田正倫は佐倉に邸宅を構え、この地で国の基となる事業をおこなおうとしました。明治30年に創設された堀田家野事試験場はその事業の一つです。当時千葉県下には、農業を研究する場がなかったため、正倫は自らの邸宅に隣接した土地を購入し、堀田家農事試験場を創設しました。ここでは、県内外の農民に農業技術を教え、種苗・種禽・種卵を配布しました。県農事試験場の運営が軌道に乗ると、大正15年(1926)堀田家農事試験場は、その役目を終え閉場しました。現在も通路脇に残る土手に、その名残りをみることができます。(佐倉市教育委員会掲示より)

旧堀田邸と旧堀田正倫庭園の周辺図


参考資料

  • 「印旛郡誌」