上本佐倉五良神社|印旛郡酒々井町上本佐倉の神社
上本佐倉五良神社の概要
上本佐倉五良神社は、印旛郡酒々井町上本佐倉にある神社です。上本佐倉五良神社の創建年代等は不詳ながら、鎌倉権五郎景正霊を祀る社です。鎌倉権五郎景正は、源義家に従い奥州征伐・後三年の役に従軍、長熊郷に立ち寄った際、地面に挿した鞭が成長して八重桜となったことから、鎌倉権五郎景正の冥福を祈るために長熊廃寺が建立されたと伝えられており、当社も伝承に関わり創祀したのではないかといいます。
社号 | 五良神社 |
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祭神 | 鎌倉権五郎霊 |
相殿 | - |
境内社 | 天満宮・三峯神社・赤山大神・八幡大神 |
例祭日 | 10月15日 |
住所 | 印旛郡酒々井町上本佐倉100 |
備考 | - |
上本佐倉五良神社の由緒
上本佐倉五良神社の創建年代等は不詳ながら、鎌倉権五郎景正霊を祀る社です。鎌倉権五郎景正は、源義家に従い奥州征伐・後三年の役に従軍、長熊郷に立ち寄った際、地面に挿した鞭が成長して八重桜となったことから、鎌倉権五郎景正の冥福を祈るために長熊廃寺が建立されたと伝えられており、当社も伝承に関わり創祀したのではないかといいます。なお、鎌倉権五郎霊を祀る御霊神社は、鎌倉権五郎の本願地である旧鎌倉郡域(鎌倉市・横浜市戸塚区周辺)に数多く鎮座しています。
「千葉県神社名鑑」による上本佐倉五良神社の由緒
由緒に関する記載なし(「千葉県神社名鑑」より)
「酒々井町史」による上本佐倉五良神社の由緒
五良神社
五良神社(村社)は上本佐倉字外宿にあって、上本佐倉の外宿・上宿・新堤地区の鎮守となっている。顕本法華宗経胤寺の門前にあり、神仏混交時代には経胤寺の管理となっていた。祭神は鎌倉権五郎霊である。五良神社というのは他にあまりない神社名であるが、佐倉市長熊にも五良神社がある。鎌倉権五郎については次のように伝わっている。
権五郎は源義家の家臣で、義家の奥州征伐、後三年の役に従い豪勇の誉れの高い武将であった。千葉氏とも縁故が探く、長熊郷に立寄り、鞭を地に挿して休み立ち去ったあと、その鞭が生きて桜樹となり、見事な八重桜となった後にその地に寺を建て、権五郎の瞑福を祈ったのが文殊寺である。
文殊寺は長熊と地続きの本佐倉字五良にあった名刹で、いろいろな伝説があるが今は廃寺となっている。五良神社は、この伝説とかかわりのあった神社であろう。境内には月読大神講・金比羅萬人講の石碑とともに上本佐倉五良青年館がある。例祭は十月十五日。(「酒々井町史」より)
「印旛郡誌」による上本佐倉五良神社の由緒
五良神社
村社
本佐倉町字外宿
鎌倉權五郎靈
由緒不詳
社殿間數間口三尺奥行三尺
境内坪數一九九民有第二
神官郡司秀綱
氏子數二五戸
管轄廳迄距離四里三十二町五十九間
備考拝殿間口二間奥行三尺(「印旛郡誌」より)
上本佐倉五良神社の周辺図