稲荷山延命寺|印旛郡酒々井町尾上にあった真言宗豊山派寺院
延命寺の概要
印旛郡酒々井町尾上にあった真言宗豊山派寺院の延命寺は、稲荷山薬師院と号します。延命寺の創建年代等は不詳ながら、江戸時代末期の弘化元年(1844)に焼失、前後して本寺文殊寺も廃寺となったことから、同時期に当寺も廃寺となったのではないかといいます。
山号 | 稲荷山 |
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院号 | 薬師院 |
寺号 | 延命寺 |
住所 | 印旛郡酒々井町尾上 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
延命寺の縁起
延命寺の創建年代等は不詳ながら、江戸時代末期の弘化元年(1844)に焼失、前後して本寺文殊寺も廃寺となったことから、同時期に当寺も廃寺となったのではないかといいます。
「酒々井町史」による延命寺の縁起
延命寺
稲荷山薬師院延命寺は、尾上字御手洗にあった。山号、院号、寺号と三号揃った寺院であって、本佐倉にあった真言宗文殊寺の末寺であった。本寺の文殊寺が、江戸末期に廃寺となっているので、この延命寺もこの頃廃寺になったものと思われる。
安政三年(一八五六)の「文殊寺書上帳」によると、境内面積七二〇坪、客殿二七坪、薬師堂などがあったが、弘化元年(一八四四)に焼失したことになっている。又、田一反五畝二四歩、畑七畝四歩があったが、これだけの土地だけでは経営困難となって廃寺になったものであろう。延命寺跡は民家が建って跡形も残っていない。(「酒々井町史」より)
延命寺の周辺図
参考資料
- 「酒々井町史」