藤原神社|館山市藤原の神社
藤原神社の概要
藤原神社は、館山市藤原にある神社です。藤原神社は、藤原地区の無格社荒神社と無格社日枝神社とを大正15年に合祀、藤原神社と改称したといいます。当社祭礼で奉納される獅子神楽は、市無形民俗文化財に指定されています。
社号 | 藤原神社 |
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祭神 | 大山祇命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
例祭日 | 例大祭:8月10日 |
住所 | 館山市藤原905 |
備考 | - |
藤原神社の由緒
藤原神社は、藤原地区の無格社荒神社と無格社日枝神社とを大正15年に合祀、藤原神社と改称したといいます。当社祭礼で奉納される獅子神楽は、市無形民俗文化財に指定されています。
「千葉県神社名鑑」による藤原神社の由緒
大正一五年八月三〇日、藤原地区の無格社荒神社(祭神火産霊神・奥津比古命・奥津比売命)と同所浜田九六八番地、無格社日枝神社(祭神大山祇命)を合祀し、藤原神社と改称す。(「千葉県神社名鑑」より)
藤原神社所蔵の文化財
- 藤原神社獅子神楽(館山市無形民俗文化財)
藤原神社獅子神楽
藤原神社獅子神楽は、毎年8月11日の藤原神社例大祭で藤原神社と洲宮神社に奉納されていました。昭和30年には神戸地区が合同で8月10日に祭礼を行うようになり、現在は9日(宵祭)と10日(本祭)に藤原神社で上演されています。
舞は序の舞、御幣の舞、鈴の舞、秋楽狂いの舞からなり、笛・太鼓・ツケ(拍子木)・摺鉦・法螺貝のお囃子と歌に合わせて舞が舞われます。かつては鈴の舞と秋楽狂いの舞の間に狂言が行われていました。
元々藤原地区が洲宮神社の氏子であったことから、祭礼では藤原神社と洲宮神社に獅子神楽を奉納し、洲宮の神輿とともに浜入りを行っていました。奉納舞の後は、区長宅や総代宅、また新築の家屋等でも依頼があれば舞い、安全を祈祷したといいます。さらに、青年たちによって田舎歌舞伎も上演され、多くの人が楽しみにしていました。
これらの行事は昭和30年代になくなりましたが、獅子神楽は一時中断した後、昭和62年(1987)に復活し、今も続けられています。(館山市教育委員会掲示より)
藤原神社の周辺図
参考資料
- 「千葉県神社名鑑」