自性院|江戸川区東葛西にある真言宗豊山派寺院

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覚王山自性院|江戸川区有形文化財の庚申塔

自性院の概要

真言宗豊山派寺院の自性院は、覚王山神宮寺と号します。創建年代は不詳ですが、良範法印(没年・文亀元年1501)が中興したといわれ、当寺第一世となっています。当寺所蔵の庚申塔(寛文3年銘)は江戸川区有形文化財に登録されています。

自性院
自性院の概要
山号 覚王山
院号 自性院
寺号 神宮寺
住所 江戸川区東葛西2-30-20
本尊 大日如来像
宗派 真言宗豊山派
葬儀・墓地 -
備考 もと茂呂香取神社の別当寺



自性院の縁起

自性院の創建年代は不詳ですが、良範法印(没年・文亀元年1501)が中興したといわれ、当寺第一世となっています。

新編武蔵風土記稿による自性院の縁起

自性院
新義真言宗、上小松村正福寺末、覚王山神宮寺と称す。本尊大日。開山良範、文亀元年5月18日寂と云。下(次項)正円寺の傳へには10月朔日寂すと云。何れが是なることを詳にせず。法流開祖秀覚、寛文5年2月2日寂す。(新編武蔵風土記稿より)

江戸川区教育委員会掲示による自性院の縁起

文亀元年(1501)寂の良範法印を開山とする旧長島村の古刹で、真言宗豊山派、覚王山神宮寺と称します。本尊には大日如来像をまつり、参道入口に観音菩薩像庚申塔があります。(江戸川区教育委員会掲示より)

自性院所蔵の文化財

  • 観音菩薩像庚申塔(寛文8年銘)江戸川区登録有形民俗文化財
  • 葛西大師まいり(江戸川区無形民俗文化財)

観音菩薩像庚申塔(寛文8年銘)

舟型後背をもる観音菩薩像で、「奉待庚申結衆三尸教祈願成就二世安楽所」と刻まれています。三尸は、中国の道教に由来するもので、人間の体内にいて、60日に1度めぐってくる庚申の日の夜に、眠った人の体内から抜け出して天帝に罪過を告げにいく虫と信じられています。江戸時代の庚申信仰の本尊の多くは悪疫を退治する青面金剛が刻まれましたが、初期には阿弥陀や地蔵、観音なども刻まれました。(江戸川区教育委員会掲示より)

自性院の周辺図