峡下地蔵堂|板橋区成増
峡下地蔵堂の概要
峡下地蔵堂は、板橋区成増にある地蔵堂です。峡下地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「村民持」として記載されていることから遅くとも江戸末期には当地で信仰されています。境内の石像は本光法師と刻まれ、地蔵堂の開山者を模したものではないかともいいます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 地蔵堂 |
住所 | 板橋区成増4-24-12 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
宗派 | - |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
峡下地蔵堂の縁起
峡下地蔵堂の創建年代等は不詳ながら、新編武蔵風土記稿に「村民持」として記載されていることから遅くとも江戸末期には当地で信仰されています。境内の石像は本光法師と刻まれ、地蔵堂の開山者を模したものではないかともいいます。
新編武蔵風土記稿による峡下地蔵堂の縁起
(成増村)地蔵堂
村民持下同じ(新編武蔵風土記稿より)
「いたばし郷土史事典」による峡下地蔵堂の縁起
峡下の地蔵堂(成増四丁目二四番一二号)
台地と谷が入り組んで複雑な地形をしている成増四丁目の台地の一角に「峡下の地蔵堂」と呼ばれる、間口奥行共に二間の堂がある。正面に本尊木造金箔延命型地蔵の坐像がまつられている。昔から村持ちとなっているが、何時頃建てられたものか知る人も絶えて不明である。堂の前は墓地になっていて、土地の旧家坂本家、守屋家を中心とした三十六基の墓がある。墓地の入口に「峡下の地蔵」と呼ばれる文政五年(一八二二)造立の石仏がある。舟型光背陽刻僧形の合掌坐像で、正面に「本光法師」と刻まれていることからもこれは地蔵ではなく、開山などの祖師像ではないかという説がある。地蔵堂の特殊な行事として今は毎年十一月十四日に行われている「お十夜」がある。
東北の道は一説に鎌倉道であるという。(「いたばし郷土史事典」より)
峡下地蔵堂の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「いたばし郷土史事典」